宗教がある人の婚活|いつ相手に伝える?結婚相談所での考え方

こんにちは!アスマリのいおりです。

本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、宗教がある人の婚活や、相手に伝えるタイミングについて解説します。

婚活をしていると、

  • 「宗教があることは、いつ相手に伝えたらいいですか?」
  • 「最初から言うと、それだけで断られそうです」
  • 「親が入っているだけでも伝えるべきですか?」

というご相談をいただくことがあります。

宗教は、婚活の中でもかなり伝え方が難しいテーマです。

結論からいうと、宗教があるから結婚できない、ということはありません。

ただし、

本人がどの程度信仰しているのか。

相手にも入信してほしいのか。

子どもはどうするのか。

親はどの程度関わってくるのか。

によって、婚活への影響はかなり変わります。

そしてもう一つ重要なのが、いつ伝えるか。
何でも最初から言えば誠実、というわけでもありません。

一方で、結婚直前まで黙っているのも違います。

宗教がある人の婚活では、自分自身を知ってもらうことと、相手にきちんと判断してもらうこと。

この両方を考える必要があります。

そもそも「無宗教」と宗派がないことは同じではない

まず、日本ではここを少し整理しておいた方がいいと思います。

婚活で宗教について聞くと、「私は無宗教です」と答える方はかなり多いです。

ただ、

「実家のお墓はお寺にあります」

「葬儀は浄土真宗でした」

「家は曹洞宗だったと思います」

という方も珍しくありません。

つまり、本人に積極的な信仰がないことと、家に宗派がないことは別です。

例えば、

浄土真宗。

曹洞宗。

真言宗。

など、家のお寺や葬儀では何らかの宗派との関わりがあっても、本人は普段ほとんど宗教を意識せず生活している。

こういう人はたくさんいます。

お正月には神社へ初詣に行き、お墓参りもする。
結婚式はチャペルで挙げる。

それでも本人としては、「特に宗教はありません」という感覚だったりします。

ですから婚活で問題になるのは、宗派の名前があるかどうかではありません。

大切なのは、その宗教や信仰が、実際の結婚生活にどこまで影響するのか。

ここです。

宗教があると婚活では不利になる?

これは宗教への関わり方によります。

例えば、

  • 親や家が宗派に属しているだけ。
  • 本人はほとんど活動していない。
  • 結婚相手への勧誘もない。
  • 子どもにも特に求めない。

という場合と、

  • 本人が熱心に活動している。
  • 毎週集まりがある。
  • 相手にも入信してほしい。
  • 子どもにも同じ信仰を持たせたい。

という場合では、まったく違います。

当然、相手の生活への影響が大きくなればなるほど、対象者は少なくなります。

宗教に抵抗がある人もいますし、

「本人が信仰するのは自由だけど、自分まで入るのは難しい」

「子どもには本人が大きくなってから選ばせたい」

という人もいます。

なので、「宗教があるから不利」ではなく、「相手の生活にどのくらい影響するか」で考える。

この方が正確です。

まず自分の状況を整理する

宗教や信仰について結婚相手にどう伝えるか整理する婚活中の男性

相手に説明する前に、まず自分自身で整理しておきましょう。

例えば、

  • 自分自身はどの程度信仰しているのか
  • 宗教活動にはどのくらい参加しているのか
  • 相手にも入信してほしいのか
  • 相手に活動への参加を求めるのか
  • 子どもについて希望があるのか
  • 献金や会費など継続的な支出があるのか
  • 親から相手に何か求める可能性があるのか

このあたりです。

単純に、「〇〇という宗教です」だけでは、相手は判断できません。

むしろ名前だけ聞いて、

「自分も入らないといけないのかな?」

「勧誘されるのかな?」

「毎週活動があるのかな?」

と不安になる可能性があります。

逆に、「親の関係で所属はしていますが、私はほとんど活動していません。結婚相手に入ってもらう必要もありません」まで説明できれば、相手の受け止め方はかなり変わります。

宗教はプロフィールに最初から書くべき?

これは状況によります。

結婚相手にも同じ宗教への入信を求めるのであれば、かなり重要な結婚条件です。
その場合は、早い段階で分かるようにした方がいいでしょう。

一方で、

本人は信仰しているけれど、

相手への入信を求めない。

生活への影響もほとんどない。

という場合まで、必ずプロフィールの一番目立つところに書かなければならないとは思いません。

婚活では、まだその人のことを何も知らない段階ほど、条件だけで判断されやすいからです。

宗教名だけを見て、

「よく分からないからやめておこう」

となってしまうこともあります。

でも、実際に内容を聞けば、「それなら別に問題ないですよ」というケースもあります。

宗教という一項目だけではなく、まず自分自身を見てもらうことも大切です。

相手には悪いけれど、ある程度好きになってもらってから伝えた方が通りやすい

婚活で交際中の女性に宗教や信仰について伝える男性

これは少し言い方が悪いかもしれませんが、婚活ではかなり現実的な話です。

宗教については、相手にある程度好きになってもらってから伝えた方が通りやすくなります。

例えば、

まだ会ったこともない。

プロフィールしか知らない。

そんな相手から、

「宗教があります」

と言われたとします。

その段階では、「だったら違う人にしようかな」となりやすいです。
まだその人自身の良さを何も知らないからです。

一方で、何度か会って、

「この人いいな」

「一緒にいると楽しいな」

「また会いたいな」

と思っている相手から宗教について聞いた場合、反応は変わります。

宗教という条件だけで、「じゃあ終わり」ではなく、「具体的にはどういう感じなんだろう?」と、一度話を聞いてもらえる可能性が高くなります。

婚活では、条件が先に見えると、その条件だけで判断される。
人柄を知ったあとなら、その人全体で判断してもらえる。

という違いがあります。

ですから相手には少し悪いですが、自分のことを何も知らない段階ですべてを出すより、まずは自分自身を知ってもらう。
これは婚活戦略としてありだと思います。

ただし「好きになってもらうまで隠し続ける」は違う

ここは重要です。

好きになってもらってから伝えるといっても、真剣交際やプロポーズ直前まで黙っておくという意味ではありません。

そこまで進んでから、「実は宗教があって……」となると、宗教そのものより、「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」という信頼関係の問題になってしまいます。

相手にも、結婚するかどうかを判断する権利があります。

ですからおすすめは、お互いに好意が出てきたあと、真剣交際を決める前くらい。

何回目のデートで絶対に言う、と決める必要はありません。
2回でかなり距離が縮まる二人もいれば、5回会ってもまだよく分からない二人もいます。

「この人とは真剣交際に進む可能性がありそう」となった段階では、きちんと伝えておいた方がいいでしょう。

相手にも入信してほしいなら話は別

ただし、結婚相手にも入信してほしいのであれば、話は別です。
これは相手の生活や価値観を大きく変える条件なので、比較的早めに伝えた方がいいです。

例えば、

「結婚したら必ず入信してほしい」

「宗教活動にも一緒に参加してほしい」

「子どもも必ず同じ宗教に入れたい」

ということが絶対条件なら、相手がどれだけ好きになったとしても、受け入れられない人はいます。

そこを長く伏せて、「好きになってくれたから受け入れてくれるだろう」と考えるのはおすすめしません。

相手の人生にも直接影響する条件ほど、早めに伝える。
これは一つの基準にしていいと思います。

親が宗教をしているだけならどうする?

これもよくあります。

「自分はほとんど信仰していないけれど、親が熱心です」というケースです。

この場合も、親が宗教をしているという事実だけでは判断できません。
大切なのは、結婚後に親の宗教が二人へ影響するか。です。

例えば、親は活動しているけれど、本人や結婚相手には何も求めない。
なら影響は小さいでしょう。

一方で、

結婚相手にも入信を勧める。

行事への参加を求める。

孫にも同じ宗教に入ってほしい。

という可能性があるなら、

これは事前に話しておいた方がいいです。

本人は、「私は関係ないから」と思っていても、結婚後に親から相手へ話がいけば、相手からすれば関係があります。

宗教名だけでなく「あなたに何を求めるか」まで伝える

自分の信仰と結婚後の生活への影響について考える婚活中の男性

宗教について伝えるときは、宗教名だけで終わらない方がいいです。
相手が一番知りたいのは、「結婚したら自分に何が起こるのか」だからです。

例えば、

「私は〇〇に入っています。ただ、あなたに入ってもらうつもりはありませんし、活動への参加も求めません」
「親が信仰していますが、私は活動していません。結婚後もあなたに何か求めることはありません」

こう説明すれば、かなり分かりやすくなります。

逆に、

相手にも参加してほしい。
子どもも入れたい。

という希望があるなら、そこも伝える。

一番よくないのは、曖昧なまま安心させて、結婚後に話が変わることです。

子どもについては結婚前に確認する

本人同士は、「あなたはあなた、私は私」で成立しても、子どもが生まれると意見がぶつかることがあります。

  • 子どもも入信させるのか。
  • 宗教行事に参加させるのか。
  • 本人が大きくなってから選ばせるのか。

ここは結婚前に確認しておいた方がいいです。

特に、「子どもは必ず同じ宗教に入れる」が条件なのであれば、かなり重要です。

真剣交際から成婚を決めるまでには、必ず話しておきましょう。

お金と時間も確認しておく

宗教にかかるお金や時間と結婚後の生活について考える婚活中の男性

宗教そのものは受け入れられても、お金や時間の使い方で揉めることがあります。

例えば、

毎週かなりの時間を活動に使う。

定期的にまとまった献金をする。

休日の予定が宗教活動を中心に決まる。

となると、これは結婚生活にも関係します。

反対に、

年に数回行事に参加する程度。

費用もほとんどかからない。

ということであれば、気にしない人もいるでしょう。

つまり、「宗教を理解できるか」だけではなく、その生活を受け入れられるかまで考える必要があります。

宗教を理解してくれる人から、自分も選ばれる必要がある

婚活ではここも忘れないでください。

自分は、「宗教を理解してくれる人」を探しています。

でも、理解してくれる人から、自分も選ばれなければ結婚にはなりません。

例えば100人いて、宗教について問題ないと言ってくれる人が30人。
そこから年齢、地域、その他の条件で10人になったとします。

その10人から、「誰にしようかな」ではありません。
自分もその10人から選ばれる必要があります。

婚活はお互いに選び合うものです。

宗教という譲れない条件が一つあるのであれば、それ以外の条件まで増やしすぎない。

写真。

プロフィール。

会話。

気遣い。

清潔感。

生活力。

こうした自分で改善できる部分はしっかり整える。

これは大切です。

宗教を理由に交際終了になっても、人格を否定されたわけではない

宗教や価値観の違いで交際終了になっても前向きに婚活を続ける男性

宗教について話した結果、交際終了になることもあります。

これはあります。

でも、「自分を全部否定された」とまで考える必要はありません。

子どもが欲しい・欲しくない。

転勤できる・できない。

親との同居が必要・難しい。

こうした条件と同じで、結婚生活を考えたときに価値観が合わなかったということです。
相手にとって宗教がどうしても受け入れられない条件なら、そこは仕方ありません。

結婚してから何年も揉めるより、結婚前に分かった方がいいです。

よくある質問

Q. 宗教があることは初対面で伝えるべきですか?

必ずしも初対面で詳細まで話す必要はないと思います。
まずはお互いの人柄を知り、「また会いたい」と思える関係を作ることも大切です。

ただし、相手にも入信を求めるなど、結婚条件に大きく関わる場合は早めに伝えましょう。

Q. 何回目のデートで伝えればいいですか?

回数だけで決める必要はありません。

目安としては、お互いに好意が出てきて、真剣交際を意識し始めた頃から、真剣交際を決める前までがいいと思います。

Q. 好きになってもらってから伝えるのはずるくないですか?

結婚直前まで隠すのであれば問題です。

ただ、まだ自分のことを何も知らない段階で宗教という条件だけを見せて判断されるより、まず自分自身を知ってもらってから話すこと自体は、私は悪いとは思いません。

その代わり、相手がきちんと考えられるタイミングでは必ず伝えましょう。

Q. 親だけが宗教をしている場合も伝えるべきですか?

結婚後の生活に影響する可能性があるなら、伝えておいた方がいいです。

本人が活動しておらず、親から相手への勧誘なども一切ないのであれば影響は小さいですが、親が結婚相手や子どもに何かを求める可能性があるなら、事前に共有しておきましょう。

まとめ|最初から全部言う必要はない。でも大切な段階では伝える

宗教があるからといって、婚活を諦める必要はありません。

そして、「無宗教だから宗派が何もない」というわけでもありません。

日本では本人に強い信仰がなくても、家のお寺や葬儀では浄土真宗や曹洞宗など、何らかの宗派との関わりがある家庭も珍しくありません。

婚活で重要なのは、宗派の名前そのものより、結婚生活にどの程度影響するのか。です。

相手にも入信を求めるのか。
活動への参加を求めるのか。
子どもはどうするのか。
お金や時間はどの程度使うのか。
親はどこまで関わるのか。

ここを整理しておきましょう。

そして伝えるタイミングについては、私は、最初から全部を話す必要はないと思っています。

相手には少し悪いですが、ある程度、「この人いいな」と思ってもらってから話した方が、宗教という条件だけで切られず、きちんと話を聞いてもらいやすくなります。

ただし、結婚直前まで隠していいという話ではありません。

自分自身を知ってもらう。
お互いに好意が出てくる。
真剣交際を考える段階ではきちんと伝える。

この順番です。

宗教だけで判断されないようにすることと、相手に必要なことを隠さないこと。

この両方を大切にして婚活を進めていきましょう。

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