こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、「奨学金が残っている人の婚活」について詳しく解説します。
- 「奨学金がまだ200万円くらい残っているけど、婚活では不利?」
- 「奨学金も借金だから、結婚相手に嫌がられる?」
- 「相手にはいつ伝えればいい?」
- 「結婚する前に全部返した方がいい?」
こういった不安を持っている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、奨学金が残っているだけで、婚活が大きく不利になるとは限りません。
奨学金を返済しながら婚活している方もいますし、それだけで結婚相手として対象外にする人ばかりではありません。
ただし、「奨学金だから何も気にしなくていい」という考え方も少し違います。
貸与型の奨学金であれば、毎月返済していくお金です。
結婚すれば、
- 生活費
- 住宅
- 貯蓄
- 子ども
- 車
- 旅行
- 老後
など、二人のお金について考えていくことになります。
当然、奨学金の返済も家計に関係してきます。
だから婚活で大切なのは、「奨学金があるか・ないか」だけではなく、その人がお金とどう向き合っているかを見ること。
そしてもう一つ大切なのが、そもそも奨学金を借りるかどうかは、本人だけではなく親の教育方針や家庭環境によるところも大きいということです。
今回は、奨学金が残っていると婚活でどのくらい不利になるのか、何を見ればいいのか、相手にいつ伝えるべきなのかまで詳しく解説します。

奨学金が残っていると婚活では不利?

まず、多少気にする人はいます。
ここは事実として考えておいた方がいいでしょう。
結婚相手に返済中のお金があること自体を気にする人もいますし、
「結婚後の家計に影響しない?」
「毎月いくら返しているの?」
「いつまで返済するの?」
「貯金はできている?」
と考える人もいます。
ただ、奨学金が残っている=婚活でかなり不利とまで考える必要はないと思っています。
重要なのは、
奨学金の残額。
毎月の返済額。
あと何年で終わるのか。
収入。
貯金。
その他の借入。
普段の金銭感覚。
などを含めた全体です。
奨学金が100万円残っている人でも、生活にまったく問題がないケースもあります。
逆に残額が少なくても、ほかの借入が多かったり、浪費が激しかったりすれば気になるでしょう。
奨学金という一項目だけでは、その人のお金の状態は分かりません。
そもそも奨学金は「借金」なの?
これはよく議論になります。
「奨学金は借金じゃない」という人もいれば、「返さないといけないなら借金でしょ」という人もいます。
私は、婚活ではこの言葉の定義で争う必要はないと思っています。
貸与型で返済義務がある以上、将来返していく必要があるお金であることは事実です。
だから、「奨学金は借金とは違います!」と相手を説得するより、
「あと○万円残っていて、毎月○万円返していて、○年ごろには完済予定です」と普通に説明できる方が安心されます。
一方で、大学などで学ぶために利用した奨学金と、浪費やギャンブルによってできた借入を、背景まで完全に同じものとして考える必要もありません。
大切なのは、何のためのお金なのか、現在どう返しているのか。
ここだと思います。
奨学金の有無は、本人より「親の教育方針」の影響も大きい
ここは婚活で奨学金について考えるときに、かなり大切です。
そもそも奨学金を借りるかどうかは、本人の金銭感覚だけで決まるものではありません。
大学の学費について、「学費は親がすべて負担する」という家庭もあれば、
「大学からは自分でも負担する」
「学費の一部は本人にも払ってもらう」
という家庭もあります。
もちろん家庭の経済状況によって奨学金を利用するケースもあります。
つまり、奨学金の有無はかなりの部分で、親の教育方針や家庭環境の影響を受けています。
例えば、同じ大学を卒業した二人がいたとします。
Aさんは親が学費を全額負担してくれたので、奨学金は0円。
Bさんは家庭の方針や事情で奨学金を利用し、社会人になってから自分で返済している。
この二人を比べて、
「Aさんは借金がないから金銭感覚がしっかりしている」
「Bさんは奨学金があるからお金に問題がある」
とは言えませんよね。
むしろBさんが毎月きちんと返済しながら貯金もしているのであれば、現在のお金の管理はしっかりしているかもしれません。
だから私は、婚活では、奨学金がある・ないだけではなく、今その人がお金とどう向き合っているかを見る方が大切だと思っています。
親が大学費用を出してくれたかどうかは、本人が自由に決められなかった部分もあります。
見るべきなのは、
社会人になってからどう働いているのか。
きちんと返済しているのか。
貯金できているのか。
浪費していないか。
将来のお金について考えられているのか。
という現在の本人です。
奨学金がある=金銭感覚に問題があるまで結びつけるのは違うと思います。
同じ「奨学金200万円」でも中身は全然違う
例えば、二人とも奨学金が200万円残っているとします。
Aさんは、
年収500万円。
貯金400万円。
毎月決められた金額を問題なく返済している。
返済しながら毎年貯金もできている。
一方、Bさんは、
年収500万円。
貯金10万円。
奨学金の返済が負担になっている。
リボ払いもある。
毎月ほとんどお金が残らない。
同じ、「奨学金残高200万円」です。
でも結婚相手として見たときの印象は全然違いますよね。
婚活で見た方がいいのはここです。
奨学金の残額だけ切り取って、「200万円も借金がある!」と判断する必要はありません。
反対に、「奨学金だから200万円くらい何の問題もない」と考えるのも違います。
その人の収入・貯蓄・支出・返済状況まで含めて見る。
これが一番現実的です。
奨学金そのものより「貯金がない理由」の方が気になることもある
例えば30代で、
奨学金がまだ残っている。
さらに貯金もほとんどない。
毎月かなりお金を使っている。
となれば、私は、
「奨学金があること」だけではなく、なぜ今まで貯金できなかったのかの方が気になります。
もちろん、年齢や年収、家庭事情などによって状況は違います。
若くて社会人になったばかりなら貯金が少なくても普通です。
家族への仕送りをしていた。
病気や介護などで大きな支出があった。
という事情もあります。
だから、貯金が少ない=金銭感覚が悪いでもありません。
ただ、
奨学金が残っている。
貯金もない。
さらに浪費が多い。
ほかの借入もある。
となれば、「結婚後の家計は大丈夫かな?」と相手が心配するのは自然です。
結局見られているのは、奨学金の有無より、その人のお金との付き合い方です。
きちんと返済しているなら必要以上に卑屈にならなくていい
一方で、奨学金が残っているだけで、「自分は借金があるから婚活では不利だ……」と必要以上に後ろめたく感じる必要もありません。
大学へ進学するために奨学金を利用した。
社会人になってから毎月返済している。
生活も問題なくできている。
貯金もしている。
返済計画も把握している。
それなら、普通に説明すればいいと思います。
むしろ気になるのは、
「あといくら残っているか分からない」
「いつ完済するか知らない」
「毎月何となく引き落とされている」
という状態です。
自分のお金なのに本人が把握していない方が、結婚相手としては不安になります。
奨学金を延滞している場合は話が変わる
ここは、
奨学金が残っていること
と、
返済できていないこと
を分けて考えてください。
毎月きちんと返済している人と、長期間延滞している人では意味が違います。
返済が難しくなっているのであれば、「奨学金だから大丈夫」ではなく、一度自分の家計全体を整理した方がいいでしょう。
結婚後は、
住宅。
生活費。
出産・育児。
車。
保険。
など、さまざまなお金が必要になる可能性があります。
だから、返済が現在の生活を圧迫していないかは確認しておきたいところです。
奨学金があることはプロフィールに書くべき?
私は、プロフィールに必ず書く必要まではないと思っています。
婚活プロフィールは、
年収。
職業。
趣味。
性格。
家族構成。
結婚観。
など、まず相手を知るための情報が中心です。
奨学金が残っているからといって、自己PRの中にいきなり、「なお、奨学金が○○万円残っています」と書く必要まではないでしょう。
お見合いの最初から説明する必要もないと思います。
ただし、結婚を具体的に考える段階まで隠し続けるのはおすすめしません。
ここはタイミングが大切です。
奨学金はいつ相手に伝える?
「何回目のデートで言えばいいですか?」と思うかもしれません。
これも、3回目だから伝えるのように回数だけで決めなくていいと思っています。
初回のお見合いから、「ちなみに奨学金があと180万円あります」と話す必要はありません。
まだお互い、「もう一度会いたいかな?」くらいの段階だからです。
逆に、
真剣交際に入って、
結婚の話もかなり進んで、
両親への挨拶や成婚が見えてきた段階で、
「実は奨学金が300万円残っています」
となれば、「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」と思われる可能性があります。
私は、お互いに結婚相手として考え始め、お金や将来の生活について話せる関係になってきたら伝えるくらいが自然だと思います。
結婚相談所であれば、真剣交際を具体的に考え始める頃までには共有しておく。
このくらいを一つの目安にしてもいいでしょう。
伝えるなら「奨学金があります」だけで終わらせない

ここはかなり大切です。
例えば、「実は奨学金が残ってるんです……」だけ言われたら、
相手は、
「いくら?」
「毎月いくら?」
「いつまで?」
「生活に影響してる?」
と気になります。
だから伝えるなら、具体的に伝えた方がいいです。
例えば、
「大学の奨学金があと120万円くらい残っていて、毎月1万円ほど返しています。生活や貯金には特に支障はなく、○年ごろに完済する予定です」
という感じです。
あるいは、「残りは80万円くらいなので、今後の貯金とのバランスを見ながら繰り上げ返済も考えています」でもいいでしょう。
相手が知りたいのは、「奨学金があります」という告白そのものではなく、それが二人の結婚生活にどう影響するのかです。
「奨学金くらい普通でしょ」と相手の価値観を否定しない
本人からすると、
「大学に行くために借りただけ」
「周りにも返している人はいる」
と思うかもしれません。
それ自体は問題ありません。
ただ相手が、「結婚後も返済が続くことが少し気になる」と言っているのに、
「奨学金くらい普通でしょ」
「そんなことを気にする方がおかしい」
と返してしまう。
これはおすすめしません。
問題は奨学金ではなく、相手のお金に対する価値観を否定してしまっていることだからです。
反対に、奨学金がない側が、「返済がある人なんてありえない」と相手そのものを否定する必要もありません。
婚活では、どちらが正しいかではなく、二人のお金に対する考え方をすり合わせられるかの方が大切です。
結婚前に奨学金を一括返済した方がいい?

これは一概には言えません。
例えば、
奨学金残高100万円。
貯金120万円。
という人が、
「結婚するから全部返しておこう」と100万円を一括返済して、手元に20万円しか残らなくなる。
これが必ず良いとは限りません。
結婚すると、
引っ越し。
家具・家電。
結婚式。
新婚旅行。
住宅。
など、まとまったお金が必要になる可能性があります。
一方で十分な貯蓄があり、返済しても手元資金に余裕があるのであれば、早めの返済を検討する考え方もあります。
奨学金の残額や利率などによっても変わります。
だから、「返済がある=一刻も早く全部返すべき」と単純に考える必要はありません。
自分の資産全体と、これから必要になるお金まで見て判断しましょう。
相手に奨学金がある場合も「残高」だけで判断しない
ここからは反対側です。
婚活相手から、「奨学金が200万円残っています」と言われた。
その瞬間、「200万円の借金!なし!」と判断するのは少し早いと思います。
確認したいのは、
- 残額
- 毎月の返済額
- 返済期間
- 年収
- 貯金
- ほかの借入
- 普段の金銭感覚
などです。
例えば、
奨学金200万円。
貯金500万円。
年収600万円。
毎年しっかり貯金できている。
という人なら、
奨学金200万円が残っていることだけを見て、「お金にだらしない人」とは言えませんよね。
逆に、
奨学金は残り30万円。
でもリボ払いがある。
カードローンもある。
貯金はゼロ。
毎月ほとんど使い切る。
なら、こちらの方が私は気になります。
一つの数字だけではなく、その人のお金全体を見る。
婚活ではこれが大切です。
奨学金より「お金の話ができないこと」の方が問題

結婚すると、お金の話は避けられません。
- 収入
- 貯金
- 奨学金
- 住宅ローン
- 保険
- 生活費
- 子どもの教育費
- 老後
いろいろあります。
だから私は、奨学金があること以上に、お金について話し合えないことの方が問題だと思っています。
例えば、「貯金はいくらくらい?」と聞かれると怒る。
「奨学金あといくら?」と聞かれても分からない。
結婚後の生活費について話そうとすると避ける。
これでは、奨学金が0円でも結婚生活は不安です。
反対に、
「今これくらい残っています」
「毎月これくらい返しています」
「貯金はこれくらいあります」
「結婚したらこうしていきたいです」
と話せる。
こちらの方が安心できます。
結婚で大切なのは、お金が完璧な人を探すことではなく、お金について二人で話し合える相手を探すことです。
奨学金があるから婚活を後回しにする必要はない

「奨学金を全部返してから婚活した方がいいですか?」という方もいると思います。
基本的には、奨学金が残っているという理由だけで、婚活を何年も後回しにする必要はないと思います。
例えば30歳で、「あと8年で完済するから、38歳になってから婚活します」となる。
婚活全体で考えると、必ずしも得策ではありません。
婚活では年齢も一つの大きな要素です。
奨学金を普通に返済できている。
生活にも問題がない。
貯金もできている。
それなら、返済しながら婚活すればいい。
奨学金が0円にならなければ結婚してはいけないわけではありません。
大切なのは、「残っているから婚活できない」ではなく、今の状態を自分で把握し、必要になったとき相手に説明できることです。
奨学金がある人ほど、自分のお金を一度整理しておこう
婚活を始める前に、一度これくらいは把握しておくといいと思います。
- 奨学金の残額
- 毎月の返済額
- 完済予定
- 現在の貯金
- その他の借入の有無
- 毎月どのくらい貯金できているか
全部をプロフィールに書く必要はありません。
お見合いでいきなり説明する必要もありません。
でも、自分自身は把握しておく。
結婚を考える相手ができたときに、「よく分からない」ではなく、「今こういう状態です」と言える。
それだけでも相手の安心感はかなり違います。
奨学金がある人を結婚条件から外すのも自由
ここまで、「奨学金だけで判断しなくていい」と書いてきました。
ただし、奨学金が残っている人を結婚相手として選ばないのも、その人の自由です。
例えば、「自分には借入が一切ない相手がいい」という価値観を持つ人もいます。
それも一つの条件です。
婚活では、「そんな条件おかしい」と相手の価値観を変えさせる必要はありません。
ただし、その条件を一つ追加すれば、対象者は減ります。
これは年齢でも、年収でも、地域でも、学歴でも同じです。
婚活では、条件は足し算で増えていきますが、対象者は掛け算で減っていきます。
だから、「奨学金が1円でも残っている人は絶対に嫌」が本当に自分にとって重要な条件なのか。
それとも、「お金にだらしない人が嫌」なのか。
ここは一度分けて考えてみてください。
後者なら、奨学金の有無ではなく、その人の現在の金銭感覚を見る方が、自分が本当に求めている相手を見つけやすいと思います。
よくある質問
Q. 奨学金が残っていると結婚相談所で不利ですか?
多少気にする人はいますが、奨学金が残っているだけで大きく不利になるとは限りません。
残額だけではなく、収入・貯金・毎月の返済額・返済状況などを含めて見た方がいいでしょう。
きちんと返済できていて、生活や貯金にも大きな問題がないのであれば、必要以上に心配する必要はないと思います。
Q. 奨学金は婚活プロフィールに書くべきですか?
必ずプロフィールに記載する必要まではないと思います。
ただし、結婚後も返済が続くのであれば、結婚を具体的に考える相手には事前に伝えておいた方がいいでしょう。
Q. 奨学金はいつ相手に伝えればいいですか?
初回のお見合いから伝える必要はありません。
一方で、結婚直前まで隠すのもおすすめしません。
回数だけで決めるのではなく、
お互いに結婚を考えられる関係になってきた段階
で共有するといいと思います。
結婚相談所であれば、真剣交際を具体的に考える頃までには話しておくのがおすすめです。
Q. 奨学金が300万円残っていたら多いですか?
残高だけでは判断できません。
年収や貯金、毎月の返済額、完済までの期間によって家計への影響は変わります。
「300万円」という数字だけを見るのではなく、その人のお金全体を見ましょう。
Q. 奨学金がない人の方が結婚相手として安心ですか?
必ずしもそうとは限りません。
奨学金の有無には、親の教育方針や家庭環境も大きく関係します。
奨学金がなくても浪費が多い人はいますし、奨学金を返しながらしっかり貯金している人もいます。
大切なのは、現在の金銭感覚とお金の管理です。
Q. 結婚前に奨学金を完済した方がいいですか?
必ずしもそうとは限りません。
一括返済によって手元のお金がほとんどなくなるのであれば、結婚後の生活に影響することもあります。
奨学金の残額だけでなく、貯金・収入・今後必要になるお金などを含めて判断しましょう。
まとめ|奨学金の有無より「今のお金との向き合い方」を見る
奨学金が残っていても、婚活はできます。
そして、奨学金が残っている=結婚相手として問題があるということでもありません。
そもそも奨学金を利用するかどうかは、本人の金銭感覚だけではなく、親の教育方針や家庭環境によって決まる部分もかなりあります。
親が大学費用をすべて出してくれたから奨学金がない人。
自分で学費を負担する家庭だったため、奨学金を借りている人。
この違いだけで、「どちらの方が金銭感覚がいい」とは判断できません。
だから見るべきなのは、現在の本人です。
- いくら残っているのか。
- 毎月いくら返しているのか。
- いつ完済するのか。
- 収入はいくらなのか。
- 貯金はできているのか。
- ほかの借入はないか。
- 浪費していないか。
そして何より、
自分のお金について把握し、相手ときちんと話せるか。
ここを見てほしいです。
奨学金200万円が残っていても、堅実に働いて毎年貯金できている人もいます。
奨学金が0円でも、毎月給料を全部使ってしまう人もいます。
婚活で本当に見たいのは、「奨学金がない人」ではなく、自分とお金について話し合い、一緒に生活を作っていける人です。
そして自分に奨学金があるなら、必要以上に卑屈になる必要はありません。
ただし、「あといくら残っているか分かりません」ではなく、「残り○万円で、毎月○万円返していて、○年頃には完済予定です」と説明できるようにしておく。
結婚を考えられる相手ができたら、適切なタイミングで隠さず話す。
相手が気にするのであれば、その気持ちも否定せずに二人で話し合う。
それでいいと思います。
奨学金が残っていることよりも、お金について誠実に向き合えるか。
婚活でも結婚生活でも、私はそちらの方がずっと大切だと思っています。
