こんにちは!アスマリのいおりです。本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、複数交際について詳しく解説します。
結婚相談所では、複数交際はOKとされていますよね。
複数交際という概念は、結婚相談所特有のもので、なんだか後ろめたさを感じる人も多いものです。
どうして結婚相談所では、複数交際がOKとされているのでしょうか。
今回は結婚相談所で複数交際がOKとされている理由や複数交際をするメリット・デメリットなどを解説していきます。
結婚相談所の交際には2種類ある

結婚相談所には、仮交際と真剣交際の2つの交際があり、それぞれで交際の仕方が異なります。
ここからは、仮交際と真剣交際の2つの交際について簡単におさらいしていきましょう。
仮交際
仮交際は、お見合いが終わってからもう一度お見合い相手に会いたい気持ちがあるときに進むステップです。
真剣交際の手前の段階で、仮交際は同時進行可能で何人でも進めてよいとされています。
真剣交際
仮交際とは違い、一人だけ真剣に交際相手を決めて進めるのが真剣交際です。真剣交際は、お互いに結婚を意識したお付き合いをします。
この時点で一人に相手を絞っているため、他の人との同時交際やお見合いもできません。
結婚に向けて結婚前提の交際段階と捉えてよいでしょう。
仮交際については交際は複数交際がOKになっている

仮交際については、複数交際がOKになっています。真剣交際で複数交際はできません。
仮交際では、何人とでも複数交際をしてもOK。何人でもOKとはいいますが、実際のところ2人から3人と仮交際をしている人が多いです。
多くても3人くらいでしょうか。交際は多ければ多いほどチャンスは増えるかというと、そうでもありません。
人数が増えるほど一人あたりのデートの時間は減り、名前や趣味など覚えることが増えます。一時的に増えるのはかまいませんが4人や5人以上だと、どうしても一人一人の関係性が薄くなっていきます。
交際人数が増えすぎて、相手の名前を間違えてしまう…なんてことが起きることもありえますよね。
また、婚活をすることが負担になってしまうことも考えられるため、同時交際は2人から3人がおすすめです。
複数交際をするメリット

複数交際をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、複数交際をする6つのメリットを解説します。
経験値が貯まりやすい
複数交際をすると、恋愛や婚活経験値が爆発的に貯まります。経験値が貯まることで、女性慣れ・男性慣れしていない人でも、苦手意識を払拭できるかもしれません。
1人の相手と交際するよりも、3人の相手と交際するほうが異性と話す機会が3倍になりますよね。
異性と何を話せばいいのか分からないという人でも、経験を積むことで異性との接し方が分かってくるはずです。
婚活の効率がよくなる
複数交際をすると、婚活の効率がよくなります。
婚活はスピード感が大切です。条件がいい人は相手を見つけてすぐに退会していきます。
1人に限定して仮交際をしても断られたら、そこからまたお見合いをして仮交際をして…と時間がかかります。
複数交際をすれば、相手探しと仮交際を同時に進めることができるため効率がよいです。スピーディに婚活を進めるには、複数交際が欠かせません。
比較しながら自分に合う人を見つけられる
1人と交際していると比較することができませんが、複数交際なら、比較しながらより自分に合う相手を見つけやすいです。
複数交際をしていると「この人のこんなところが自分に合っている」「この人のこんなところは苦手かも」と、比較しながら交際を進められます。
複数交際中は、相手との仲を深めながら比較する段階です。自分に合う相手はどんな人なのかを明確にする時期でもあります。
複数の相手を比較しながら、自分により合う相手を見つけましょう。
複数交際可能だからこそ気持ちを揺さぶれる
複数交際ならではのポイントとして、相手の気持ちを揺さぶる材料になるということがあります。
仮交際中は誰かに奪われる可能性があるわけですから、システム自体が揺さぶる材料にもなっていますし、本当に良いと思う人であれば真剣交際に行きたいと自然に思います。
また場合によっては自分に他に仮交際をしている相手がいることを伝えてもOKです。。
揺さぶりをかけることで、相手にとって真剣交際に向かうきっかけになる可能性があります。
相手の性格や伝えるタイミングを配慮した上で、複数交際の相手がいることを伝えるとよいでしょう。
いろんな人に会うために整理できる
複数交際中は、さまざまな人に会うために、交際相手を整理しながら進めていきます。
複数交際は何人でもOKですが、キャパなどを考えると3人までが一般的です。
新しい人と出会いたいときには、交際相手を整理しながら進めなければ、交際相手がどんどん増えてしまいます。
新しい出会いを求めるたびに、交際相手を整理することが必要です。比較や整理をしながら、本当に良いと思う人を結婚できるのは、複数交際ならではのメリットでしょう。
気持ちに余裕をもって婚活を進められる
複数交際をしていれば、もしも1人に断られてしまっても、他に交際相手がいることで、気持ちに余裕を持って婚活を進められます。
相手が1人だと「自分にはこの人しかいない!」という気持ちになってしまい、焦るあまり余裕が無くなってしまう人もいるでしょう。これは非モテコミットとも呼びます。
心に余裕を持って交際を進めることで、その交際がプラスになることもあります。。
複数交際をするデメリット

複数交際をすることで、デメリットを感じることもあるでしょう。ここからは、4つのデメリットを解説します。
デート代がかかる
複数交際をするということは、デートが増えるということです。その分デート代がかさむと感じることがあるでしょう。
1回あたりの金額はそれほどかからなくても、毎週3人とデートをするなど、回数が多いほどデート代が負担に感じやすくなります。
誰が誰か分からなくなることがある
複数人とやりとりやデートをしていると、誰とどんなやりとりをしたのか分からなくなってしまうことがあります。
仕事や趣味など、話をするほど相手のことを知ることができますが、その相手が3人ともなると、頭の中が整理できなくなってしまうことも。
自分が名前を間違えられたら、不快な気持ちになりますよね。相手を他の仮交際相手と間違えることはNGです。
仮交際相手が増えるほど、情報を整理することが難しくなるので注意しましょう。
体力的にも精神的にも疲れる
人によっては、体力的にも精神的にも複数交際に疲れてしまうことがあります。
ほぼ毎週末にデートをすることになり、もし3人と交際しているなら、週末に3回デートに行かなければならないこともあるでしょう。
平日は仕事でヘトヘトなのに、週末はデート3回となると、体力的に疲れてしまうのも無理はありません。
さらに、まだそれほど仲が深まっていない相手と出かけるため、気を遣う場面が多く、精神的にも疲れてしまうでしょう。
あまりにも疲れを感じるなら、同時交際をする人数を減らすといった対処が必要かもしれませんね。
お断りをする場面が必ずある
複数人と仮交際を進めるということは、最終的には真剣交際に進む1人以外の人をお断りするということです。必ずお断りをする場面が出てきてしまいます。
お断りすることが得意だ!という人は少ないですよね。むしろできるならお断りしたくないというのが本音ではないでしょうか。
アプローチしてくれているのに、自分から断るのはストレスがかかります。しかし断らずに真剣交際に向かうことはできません。
勇気をもってお断りして、次に進みましょう。
同時進行する方法

複数交際をするときには、どのように進めていけばよいのでしょうか。仮交際を同時進行する方法を解説します。
交際を続けながらお見合いもする
複数交際をするには、仮交際と同時進行でお見合いも進めなければいけません。仮交際のスケジュールを邪魔しないように、お見合いの予定を立てましょう。
例えば、土曜日はデートをする、日曜日はお見合いをするというようにスケジュールを組むと、仮交際を進める邪魔になりません。
仮交際を進めることに支障がないようにお見合いも進めましょう。
同時交際の人数を増やしすぎない
複数交際の相手は、増やしすぎないようにしましょう。
複数交際は2人から3人がおすすめです。交際人数を増やしすぎると、体力的にも精神的にも疲れやすく、婚活へのモチベーションが下がってしまうことがあります。
交際期間や回数をなんとなく決める
仮交際は交際期間を決めて進めることもおすすめです。交際期間が長くなると、1人に絞るときにお断りしにくくなってしまいます。
また、交際相手とトラブルになることもあるため、仮交際は長くても3ヶ月ほどにあらかじめ決めておくとよいでしょう。
距離を縮める過程で2〜3回ほどデートして、明らかに良いと思えない場合は、それ以上距離を縮める必要はないでしょう。
1回デートするごとにしっかりカウンセラーに報告し、自分の心を整理しましょう。
複数交際で効率よく婚活を進めよう!

仮交際とはいえ、複数交際を進めることに最初は抵抗を感じることがあるかもしれません。しかし複数交際をすることで効率的に婚活を進められるなどのメリットを感じられるはずです。
一方で、複数交際で体力的にも精神的にも疲れてしまうなどのデメリットを感じることも。
仮交際の人数は2人から3人にする、あらかじめ交際期間を決めておくといった方法で、同時進行していきましょう。