こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、お見合いで一方的に話してしまう人がなぜ断られやすいのかについて詳しく解説します。
お見合い後のお断り理由でかなり多いのが、「一方的に話されて疲れました」「自分の話ばかりでした」「こちらに興味がなさそうでした」というものです。
本人としては、「沈黙にならないように頑張って話した」「会話は盛り上がったと思った」と感じていることも多いのですが、相手の感想は真逆だったりします。
お見合いは自分をたくさん知ってもらう場ではなく、お互いを知るための会話です。

一方的に話す人がお見合いで断られやすい理由

お見合いで一方的に話すことがマイナスになる最大の理由は、話の内容そのものより「相手を置き去りにしている」と感じさせてしまうことです。
面白い話をしているつもりでも、相手がほとんど参加できていなければ、それは会話というより一人語りになります。
「自分に興味がない」と感じさせてしまう
人は、自分のことを知ろうとしてくれる相手に好感を持ちやすいです。
逆に、相手がずっと自分の話をしていて質問もほとんどないと、「この人は私に興味がないのかな」と感じます。
本人としては、「まず自分のことを知ってもらおう」「話題を提供しよう」と思っているかもしれません。
しかし相手からすると、仕事の話、趣味の話、昔の話、家族の話を延々と聞かされている状態です。
お見合いが終わった後に残るのが、「相手のことはたくさん分かったけど、私のことは何も聞かれなかった」という感想なら、交際希望にはなりにくいです。
一緒にいて疲れる
一方的に話す人は、情報量がかなり多くなります。
一つの質問に対して5分、10分と話し続けたり、話題が次々につながって相手が入る隙がなくなったりします。
本人は楽しく話しているので時間が短く感じますが、聞いている側はかなり疲れます。
しかもお見合いでは初対面なので、相手はある程度気を遣いながら聞いています。
笑顔で頷いているからといって、「楽しくてもっと聞きたい」とは限りません。
単に大人として感じよく聞いてくれている可能性もあります。
お見合いでは、「話が面白かったか」以上に「一緒にいて疲れなかったか」がかなり重要です。
結婚後も自分中心なのではと思われる
お見合いはたった1時間程度ですが、相手はその短い時間から「この人と結婚したらどうなるだろう」と想像しています。
自分の話ばかりで相手の話を聞かない人を見ると、「結婚しても私の話を聞いてくれなさそう」「何か相談しても全部自分の話にされそう」と感じることがあります。
つまり、お見合い中の会話だけを評価されているわけではありません。
その話し方から、結婚後のコミュニケーションまで想像されています。
これは婚活ではかなり大きいです。
「よく話す人」と「一方的に話す人」は違う
ここは分けて考えた方がいいです。
よく話すこと自体は悪くありません。
むしろ明るく話題が豊富で、会話をリードしてくれる人は婚活でも好印象になることがあります。
問題なのは、相手の反応を見ずに話し続けることです。
話す量ではなく「相手が参加できているか」
例えば自分が少し長めに話したとしても、その途中で相手の反応を見たり、「○○さんはどうですか?」と話を返したりしていれば会話になります。
逆に、話す時間自体はそこまで長くなくても、毎回相手の話を奪って自分の話へ変えてしまう人もいます。
相手が、「先週京都へ行ったんです」と話したとします。
そこで、「京都いいですね。どこに行かれたんですか?」なら相手の話が広がります。
でも、「京都ですか!私も去年京都に行って、清水寺に行って、その後○○を食べて……」と自分の旅行話を始める。
これを何度も繰り返すと、本人には悪気がなくても「全部自分の話に持っていく人」という印象になります。
会話が盛り上がったつもりでも相手は話していないことがある

お見合い後に、「かなり話が盛り上がりました!」と言っていたのに、
お相手からは、「一方的に話されて疲れました」と返ってくることがあります。
これは本当にあります。
本人は沈黙がなく、自分もたくさん話せたので「盛り上がった」と感じています。
でも、会話が途切れなかったことと、二人で会話が盛り上がったことは別です。
お見合い後に「今日はたくさん話せた」だけではなく、「相手はどんな話をしていたか」を思い出してみてください。
相手についてほとんど何も分かっていないなら、自分が話しすぎていた可能性があります。
一方的に話す人はなぜ自分で気づきにくいのか
これも婚活の現場ではよく感じます。
一方的に話している本人に、「今日かなり話しすぎていましたよ」と伝えても、「相手も楽しそうでした」と返ってくることがあります。
でも、初対面のお見合いで露骨につまらなそうな顔をする人の方が少ないです。
相手の相槌を「楽しんでいる」と勘違いする
「そうなんですね!」
「すごいですね!」
「へえ!」
と相手が返してくれる。
これだけを見ると楽しそうに感じますが、相槌は会話を円滑にするためのものでもあります。
特に婚活では、相手に失礼にならないように笑顔で聞いてくれる方が多いです。
だから、相手が笑っていることだけで判断しない方がいいです。
相手から質問が返ってくるか、相手自身も話しているか、話題を広げようとしてくれているかまで見てください。
沈黙が怖くて話し続けてしまう

一方的に話してしまう人の中には、「自分の話を聞いてほしい」というタイプだけではなく、沈黙が怖い人もいます。
会話が2秒、3秒止まっただけで、
「何か話さないと」と思ってしまう。
そして次の話題をすぐ出す。
相手が話そうとする前にまた自分が話すので、結果的に一方的になります。
でも、お見合いで数秒沈黙するくらい何も問題ありません。
ずっと喋り続ける必要はないです。
少し間があることで、相手が考えて話し始めることもあります。
緊張すると話しすぎる人もいる
普段はそこまで話さないのに、お見合いになると緊張して急に話し続けてしまう人もいます。
「間を作ったら気まずい」「相手につまらないと思われたくない」「何か面白いことを言わないと」と考えすぎて、必要以上に話してしまいます。
この場合は性格の問題というより、頑張りすぎです。
お見合いは自分をプレゼンして合格をもらう場所ではありません。
二人で普通に話せれば十分です。
一つの質問に対する答えが長すぎる人は注意
特に分かりやすいのが、一つの質問に対する回答が非常に長いタイプです。
例えば、「休日は何をしていますか?」と聞かれて、
「最近はジムに行くことが多いですね。週2回くらい行ってます」くらいなら、
相手も、「どんなトレーニングするんですか?」と質問できます。
でも、そこからジムに通い始めた理由、学生時代のスポーツ経験、今のトレーニングメニュー、食生活、プロテインの話まで全部自分で話してしまう。
これでは相手が質問するところがありません。
会話は「少し残す」くらいがちょうどいい
全部説明しなくていいんです。
相手が興味を持てば質問してくれます。
「休日はジムに行ったり、友達と食事に行ったりすることが多いですね。○○さんは休日何されていますか?」
これくらいでも十分です。相手から、「ジム行かれるんですね。昔から運動していたんですか?」と聞かれたら、そこで続きを話せばいい。
会話が上手な人は、情報を全部一度に出さず、相手が入れる余白を作っています。
自分の話をすること自体はむしろ必要
ここまで読むと、「じゃあ自分の話はあまりしない方がいいんですね」と思うかもしれません。
それも違います。
お見合いでは自分のことも話してください。
質問ばかりでも面接になる
一方的に話すのがダメだからといって、
「仕事は何されていますか?」
「休日は?」
「趣味は?」
「兄弟は?」
「どこに旅行しました?」
と質問だけ続ければ、今度は面接になります。
相手は質問に答え続けるだけになり、「尋問みたいだった」と感じることがあります。
大切なのは質問と自己開示のバランスです。
相手が旅行の話をしたら、自分も少し旅行の話をする。そこからまた相手へ返す。
「沖縄いいですね。私も数年前に行って海がすごく綺麗だったのを覚えてます。○○さんは沖縄でどこが一番良かったですか?」
このくらいなら自然です。
相手の話を聞きつつ自分のことも伝える。これが会話です。
お見合いは「相手のことを知る時間」でもある
お見合いで自分を良く見せようとすると、自分の説明に時間を使いすぎてしまいます。
でも、お見合いの目的は自分を気に入ってもらうことだけではありません。
自分も相手を知る必要があります。
「今日、相手について何を知ったか」を考える
お見合いが終わった後に、一度考えてみてください。
相手は休日に何をしている人だったか。どんな仕事をしているのか。何が好きなのか。どんなときに楽しそうに話していたか。
これがほとんど出てこないなら、相手の話を十分聞けていなかった可能性があります。
逆に、相手の話を聞きながら自分のことも伝えられたお見合いなら、お互いについてある程度知って帰れるはずです。
私は、お見合いでは「自分をどれだけアピールできたか」より、「二人でどれだけ自然に会話できたか」の方が重要だと思っています。
相手があまり話さない場合はどうすればいい?
ここは一方的に話す人側からすると、「でも相手が全然話してくれなかったんです」ということもあります。
もちろんあります。
質問しても短い返事しか返ってこない。相手から質問もない。自分が話さなければ沈黙になる。
この場合、話す量がこちらに偏るのは仕方ありません。
会話は二人で作るものなので全部自分の責任ではない
自分だけが頑張って話を振り、相手が「はい」「そうですね」だけなら、会話はなかなか成立しません。
この場合まで、「自分が話しすぎたのが悪かった」と考える必要はありません。
会話は二人で作るものです。
ただし、「相手が話さないから自分が30分話し続けた」ではなく、質問の仕方を変えてみることはできます。
例えば、「旅行好きですか?」で「はい」で終わるなら、「最近行って良かったところあります?」に変える。
それでも広がらないなら、相手側の会話力や温度感の問題もあります。
無理やり1時間埋めなくてもいい
お見合いは一般的に1時間程度ですが、会話がどうしても続かないのに、時間を埋めるためだけに自分が喋り続ける必要はありません。
相性もあります。
こちらが普通に質問し、自分のことも話した。
それでも会話が全く広がらないのであれば、それも一つの判断材料です。
「沈黙を絶対に作ってはいけない」と思わない方がいいです。
一方的に話す癖を直す方法
話しすぎを直すのに、高度な会話術は必要ありません。
まず「自分が話したら相手へ返す」を意識するだけでもかなり変わります。
自分が話した後に「○○さんは?」を入れる

例えば、「私は最近韓国料理にハマっていて、休みの日に食べに行くことがあります。○○さんは辛いもの好きですか?」
これだけです。
自分の話をした後、その話題を相手へ渡します。
これを意識するだけで、一方的な会話にはなりにくくなります。
ただし、毎回機械的に「○○さんは?」を付ける必要はありません。
相手が話し始めたら、その話を少し掘ってください。
相手の答えから次の質問を作る
会話が苦手な人は、「次に何を質問しよう」と頭の中で質問リストを探しています。
でも、基本的には相手が今話した内容の中に次の話題があります。
相手が、「休みの日は犬と散歩しています」と言ったら、
「犬飼ってるんですね。何犬ですか?」でいいです。
チワワと言われたら、「何歳なんですか?」でもいいです。
相手の話から次の質問を作れば、会話は自然につながります。
話題を10個準備するより、目の前の相手の話を聞く方が大切です。
一方的に話してしまう人ほど「相手を見る」
話しすぎる癖を直すときに一番意識してほしいのは、時間ではありません。
「自分が何分話したか」を測りながら会話するのは不自然です。
それより、相手を見てください。
相手が質問しようとしていないか。何か話したそうにしていないか。楽しそうに聞いているか。少し疲れていないか。
会話は相手の反応を見ながら調整するものです。
話している途中で一度止まってもいい
自分が長くなっていると思ったら、「すみません、私ばかり話してますね笑」と一度止めてもいいです。
そこから、「○○さんはどうですか?」と相手へ返せば十分です。
話しすぎてしまったこと自体より、相手を無視して最後まで突っ走る方が問題です。
気づいて修正できるなら、大きなマイナスにはならないこともあります。
お見合いでは「もっと話したい」で終わるくらいがいい
お見合いの1時間で、自分のことを全部知ってもらう必要はありません。
むしろ少し話し足りないくらいでもいいです。
相手に、「もう少し話してみたい」と思ってもらえれば、次があります。
初回で人生の説明を全部終わらせる必要はありません。
お見合いの目的は、「この人と結婚するか決める」ことではなく、「もう一度会いたいか」を判断することです。
だから、自分の魅力をすべて詰め込もうとしなくていいです。
話しすぎてお腹いっぱいにさせるより、「もう少し知りたい」と思われる方が次につながります。
一方的に話す男性・女性で違いはある?
基本的な考え方は男女とも同じです。
男性でも女性でも、自分の話ばかりで相手への興味が見えなければ断られやすくなります。
ただ、婚活では男性が「自分が会話をリードしなければ」と頑張りすぎて話しすぎるケースはよくあります。
一方で女性でも、仕事の話や過去の恋愛、家族、趣味などを一気に話してしまい、男性がずっと聞き役になっていることがあります。
男女関係なく大切なのは、お互いが参加できる会話になっているかです。
お見合いで一方的に話してしまう人のQ&A
Q1. 自分が7割くらい話したら話しすぎですか?
数字だけでは判断できません。
相手が口数の少ない人なら自分の方が多くなることもあります。
大切なのは、相手にも十分話す機会があり、こちらも相手へ興味を向けられているかです。
Q2. 沈黙になったらどうすればいいですか?
数秒の沈黙なら気にしなくて大丈夫です。
相手も次に何を話そうか考えているかもしれません。
焦ってすぐに自分の話を始めるより、一度相手の様子を見るくらいで構いません。
Q3. よく喋る女性・男性は婚活で不利ですか?
よく話すこと自体は不利ではありません。
明るく会話を広げられる人はむしろ強いです。
問題は、相手の話を聞かず、自分だけが気持ちよく話してしまうことです。
Q4. 質問を増やせば改善しますか?
質問だけ増やすと面接になってしまいます。
相手の話を聞いて、自分も少し関連する話をし、また相手へ返すという形が自然です。
質問数より、会話のキャッチボールを意識してください。
Q5. 話しすぎたお見合いでも交際希望を出していいですか?
もちろん出して構いません。
自分がまた会いたいのであれば交際希望を出しましょう。
今回話しすぎた自覚があるなら、次回は相手の話を聞くことを意識すればいいです。
一度の会話ですべてが決まるわけではありません。
まとめ|お見合いは「自分を話す場所」ではなく二人で会話する場所

お見合いで一方的に話す人が断られやすいのは、単純に「話が長いから」だけではありません。
相手が会話に参加できず、「自分には興味がなさそう」「一緒にいると疲れる」「結婚しても話を聞いてくれなさそう」と感じるからです。
よく話すこと自体は悪くありません。
むしろ明るく話せることは長所です。
ただし、自分だけが話している状態と、二人で会話が盛り上がっている状態は別です。
自分が一つ話したら相手へ返す。
相手の答えから次の質問を作る。
相手が話している途中で自分の話に奪わない。
これだけでもかなり変わります。
そして、自分の話を減らせばいいという話でもありません。
質問だけでは面接になりますし、自分のことを全く話さなければ相手もあなたを知ることができません。
大切なのは、質問と自己開示のバランスです。
お見合いで目指すのは、「自分の魅力を全部伝えきった」ではありません。
「この人ともう一度話してみたい」と思ってもらうことです。
1時間で全部話さなくても、次があります。
むしろ少し残しておけばいいんです。
自分がたくさん話せたかではなく、相手も気持ちよく話せていたか。
お見合い後はそこを一度振り返ってみてください。
それだけでも、お見合いの成立率はかなり変わってくると思います。
