こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、男性の婚活がなぜつらくなりやすいのかについて考えてみます。
年収や身長などのスペックを見られる。デートではリードを求められる。奢り奢られ問題もある。
男性からすると「結構求められること多くない?」と思う部分は普通にあると思います。
男は辛いよ、、という部分は確かにあります。
ただ一方で、私は男性の婚活は、やるべきことをちゃんとやれば女性より改善しやすい面もかなりあると思っています。

男性の婚活はスペックを求められることが多い

男性の婚活がつらい理由として、最初にあるのがスペックです。
結婚相談所ではプロフィールを見てお見合いを申し込むため、会う前から年齢、年収、身長、学歴、職業、住んでいる地域などで判断されます。
もちろん女性も年齢や見た目、仕事などさまざまな条件で見られます。
ただ、男性の場合は「年収○万円以上」「身長○cm以上」といった分かりやすい数値条件を女性から求められるケースがかなりあります。
しかもスペックの多くは簡単に変えられない
ここが男性婚活のしんどいところです。
年収を明日から200万円上げることはできませんし、身長は基本的に変えられません。
年齢も若くなりませんし、学歴も婚活のためにすぐ変更できるものではありません。
例えば人柄が良く、清潔感もあり、普通に会話ができる男性でも、年収500万円なら「600万円以上」で検索している女性の画面には出てきません。
身長170cmの男性がどれだけ良い人でも、「175cm以上」で絞り込まれれば、そもそも中身を知ってもらう機会がありません。
婚活では「中身が大切」と言われますが、中身を見てもらうためにはまず会わないといけません。
会ってもらえれば魅力が伝わる男性でも、その前の条件検索で落ちることがあるので、ここは男性側からすると結構厳しいところです。
「良い人なのに会えない」は普通に起きる
男性会員を見ていると、「この人、実際に話すとかなり良いんだけどな」と思うのに、お見合い成立では苦戦するケースがあります。
性格が悪いわけでもなく、結婚生活に問題がありそうなわけでもありません。
ただ、婚活市場で人気の年齢・年収・身長などから少し外れているだけです。
これは婚活の難しいところです。
人格として良い人であることと、プロフィール上で選ばれやすいことは別なんです。
男性が「自分はそんなに悪くないはずなのに、なぜこんなに会えないんだろう」と落ち込むことがありますが、必ずしも本人そのものを否定されているわけではありません。
婚活では条件検索という仕組み上、会う前に落ちてしまうことが普通にあります。
男性はデートで「リード」を求められやすい

男性婚活でもう一つ大変なのが、交際に入ってからです。
今でも婚活では、男性側にある程度のリードを期待する女性が多いです。
ファーストコールをする、デートに誘う、お店を提案する、予約する、当日の会話を広げる、次のデートを提案する。
もちろん全部を男性だけがやらなければいけないわけではありませんが、実際には男性側が動く比率は高くなりやすいです。
女性側もそもそもリードが得意な人は少ない
ここは婚活を見ていてかなり感じますが、女性側も自分からどんどん関係を進められる人はそれほど多くありません。
自分からデートに誘う、お店を提案する、次の日程を決める、好意を分かりやすく伝えるといったことが苦手で、比較的受け身な女性はかなり多いです。
その結果、女性自身もリードするのが得意ではないので、男性に「ある程度引っ張ってほしい」と期待しやすくなります。
そして男性が動いてくれないと、「私ばかり考えている」「この人といると全部自分が決めないといけない」とストレスが溜まることがあります。
男性からすると少し大変な構造です。
自分も恋愛経験が豊富なわけではないのに、相手も受け身なので、結果的に男性側が関係を前へ進める役割を担うことになります。
ただし、これは女性が悪いという話ではありません。
男女ともに受け身な人はいますし、二人とも相手が動くのを待っていたら当然何も進みません。
男性にはある程度リードできる力がある方が婚活では有利ですし、女性側も「男性が全部やってくれるもの」と考えず、自分から誘ったり、行きたい場所を伝えたりした方が交際は間違いなく進みやすいです。
女性からも「リードできない男性」は不満になりやすい
実際、女性会員から「お店を全然決めてくれません」「どこでもいいと言われて困ります」「次のデートに誘ってくれません」と相談されることは普通にあります。
女性からすると、男性が何も提案してくれないことで「私に興味がないのかな」と感じることもあります。
つまり単純に店を決める能力の話ではなく、リードする行動そのものが好意として受け取られている面もあります。
一方で男性側からすれば、仕事をしながら毎回店を探し、予約し、誘い、会話も頑張り、それでも交際終了になることがあります。
そりゃ疲れるよなと思います。
男性は「経験がないのに経験者のような動き」を求められやすい
婚活を始める男性全員が、恋愛経験豊富なわけではありません。
むしろ今まで仕事中心だったり、男性の多い環境にいたりして、女性とのデート経験が少ない男性も普通にいます。
ところが婚活を始めると、ある程度自然なお店選びやエスコート、会話、距離の縮め方を求められます。
本人としては初めて頑張っているのに、女性からすると「気が利かない」「リードしてくれない」と評価されることがあります。
デートは経験しないと上手くならない
お店選びも、デートの誘い方も、女性との会話も、実際に経験しながら上手くなる部分があります。
それなのに一回目から完成度を求められるので、慣れていない男性は最初かなり苦戦します。
ただ、ここは逆に伸びる部分でもあります。
最初は店選びに30分かかっていた男性でも、何度かやれば候補店をすぐ出せるようになります。
次のデートの誘い方も、「また良かったら」ではなく「来週○○行きませんか?」と自然に言えるようになります。
リード力は生まれつきの才能ではありません。
婚活で必要なレベルなら、かなりの部分は慣れと経験で改善できます。
「奢り・奢られ問題」も男性婚活では避けにくい
婚活で永遠に議論されるのがお茶代やデート代です。
「男性が払うべき」「割り勘でいい」「女性も払えばいい」とさまざまな意見がありますが、現実の婚活市場だけを見ると、男性が多めに支払う方が有利になる場面は多いと思います。
これは正しい・間違っているという話ではなく、相対評価の話です。
奢る男性と奢らない男性がいたら比較される
女性が二人の男性と仮交際していて、一人は自然にご馳走してくれる。
もう一人は毎回きっちり完全割り勘。
この二人がその他すべて同じ条件なら、前者を好意的に見る女性は普通にいます。
「私は割り勘でも全然気にしません」という女性ももちろんいます。
ただ、「男性が払ってくれたら嫌です」という女性はかなり少ない一方で、「完全割り勘は少し気になります」という女性はいます。
だから婚活市場で勝ちやすい行動だけを考えるなら、男性が払う、あるいは多めに払う方が基本的にはプラスに働きやすいです。
ただ男性側からすると普通にお金はかかる
男性の立場からすると、これが積み重なると負担になります。
お見合いのお茶代を払い、初回デートのランチを払い、次の食事も払う。
複数交際していれば、それが何人分も発生します。
そして結果的に交際終了になることも当然あります。
女性が悪いわけではありません。
婚活なので違うと思えば終了します。
ただ男性からすると、「時間を使って、店を探して、誘って、お金も払って、それで終了」という経験が何度も続くわけです。
奢り奢られ論争はいろいろありますが、男性側の金銭的な負担が婚活疲れにつながることは普通にあると思います。
男性は「自分から動いて断られる」を繰り返しやすい
男性の婚活は、能動的な役割を求められやすい分、断られる体験も多くなりやすいです。
お見合いを申し込んで断られる。
仮交際になって自分から誘ったけれど終了される。
何度かデートして、自分は良いと思っていたのに相手の温度感が上がっていない。
こういうことを何度も経験すれば、当然しんどくなります。
傷つきたくなくて受け身になるとさらに難しくなる
何度も断られると、「もう相手の好意が分かってから動きたい」と考える男性もいます。
気持ちは分かりますが、これをやるとさらに婚活は難しくなります。
男性は「女性から好意が見えたら誘おう」と考え、女性は「男性が私を好きなら誘ってくれるはず」と考える。
結果、二人とも待って何も起こらない。
婚活ではかなりありがちなパターンです。
相手からの好意を確認してから安全に動くのではなく、自分が良いと思うならある程度こちらから動く必要があります。
これも男性婚活がしんどく感じる理由の一つだと思います。
「普通の男性」の条件を全部足すと意外と少ない

女性と話していると、「そんなに高望みしていません。普通の人でいいです」と言われることがあります。
ところが、その「普通」を具体的に聞くと、意外と項目が多かったりします。
年齢はこのくらいまで、年収はこのくらい、身長もできればこのくらい、見た目は普通以上、太っていない、清潔感がある、会話ができる、優しい、リードしてくれる、仕事も安定している。
一つ一つは無茶な条件ではないかもしれません。
でも、全部を満たす男性となると当然かなり減ります。
条件は足し算でも対象者は掛け算で減っていく
例えば年収だけなら対象者はたくさんいる。
年齢だけでもいる。身長だけでもいる。
でも、それを全部同時に満たす男性になると対象者は一気に減ります。
しかも、その男性が独身で婚活していて、自分の希望年齢にも当てはまり、さらに自分を選んでくれる必要があります。
男性からすると「普通でいいと言われるけど、その普通かなり難しくない?」となることがあります。
これは普通に男性婚活のつらさだと思います。
ここまで見ると男性婚活はかなり大変。でも実は伸び代も大きい
ここまで男性側のつらさばかり書いてきましたが、私はそれでも男性の婚活にはかなり希望があると思っています。
むしろ、努力すれば結果を変えやすいという意味では、女性より男性の方がやりやすい部分すらあります。
男性は清潔感だけでもかなり差がつく
女性会員を見ていて、「まず清潔感から改善しないと婚活にならない」という人はほとんどいません。
多くの女性は普通に美容院へ行き、服装を整え、肌や髪をケアし、写真撮影ではメイクもしています。
つまり、女性の場合は「普通に身だしなみを整える」がすでにスタートラインとしてかなり浸透しています。
一方、男性は差がかなりあります。
髪型が昔のまま、眉毛を全く整えていない、服のサイズが合っていない、肌やヒゲの手入れをしていない、プロフィール写真も適当。この状態で婚活している男性も普通にいます。
だから逆に言えば、きちんと美容院へ行き、眉毛を整え、服装を変え、体型を整え、写真をしっかり撮るだけでもかなり印象が変わります。
男性は「ちゃんとやる」だけで相対的に上がりやすい
これはかなり大きいと思います。
髪型を整える。眉毛を整える。肌をケアする。服装を改善する。歯を綺麗にする。体型を整える。良いプロフィール写真を撮る。お見合いの会話を改善する。デートの店を調べる。相手への好意を行動で示す。
全部、努力で変えられます。
年収や身長は短期間で変えられません。
でも、婚活で見られる要素すべてが固定されているわけではありません。
しかも男性は、この「変えられるところ」をまだやっていない人がかなりいるので、ちゃんとやるだけでも相対的に強くなりやすいです。
男性は女性より「改善が結果に反映されやすい」部分がある
女性の場合、すでに服装や美容、写真などをかなり頑張っている方が多いため、そこからさらに大きく差をつけるのは簡単ではありません。
一方で男性は、改善前と改善後で見た目や印象がかなり変わるケースがあります。
同じ男性でも、写真を変えただけで申込みの反応が変わることもありますし、髪型と服装を変えたらお見合い後の反応まで良くなることがあります。
会話やデートも改善できる

最初は一方的に話していた男性が、相手の話を聞けるようになる。
何を話せばいいか分からなかった男性が、相手の話から質問を広げられるようになる。
デートで「どこでもいいですよ」と丸投げしていた男性が、二つくらい選択肢を出せるようになる。
こうした改善は実際にできます。
お見合いのお断り理由や仮交際の振り返りを聞いて、同じ失敗を少しずつ修正する。この積み重ねで数ヶ月後にはかなり違う男性になることがあります。
男性婚活は確かに厳しい部分がありますが、「努力が比較的結果に反映されやすい」という意味ではかなり面白い世界でもあります。
リードも大げさに考えなくていい
「自分は女性をリードできる性格ではありません」と言う男性もいますが、婚活で求められるリードは「俺についてこい」ではありません笑
相手が判断しやすいように少し先回りして提案する。それくらいで十分です。
例えば「何食べたいですか?」と全部相手に投げるのではなく、「イタリアンと和食ならどちらがいいですか?」と聞く。
相手がイタリアンと言ったら、「この2店舗どうですか?」と候補を出す。
デートが楽しかったら、その場で「次は○○行きませんか?」と誘う。
これだけでもかなり違います。
女性側も関係を作る側になった方が婚活はうまくいく
一方で女性側にも、「男性が全部やって当然」にはならない方がいいと思います。
男性がお店を探してくれたらきちんと喜ぶ。
行きたいところがあるなら自分から言う。
会いたいなら女性から誘ってもいいですし、次の日程を出してもいい。
特に女性自身も受け身でリードが苦手なのに、相手男性にだけ高いリード力を求めると、かなり選択肢を狭めます。
少し不器用でも、誠実で、自分の話を聞いてくれて、こちらから希望を伝えれば動いてくれる男性なら、結婚相手として十分良い可能性があります。
「スマートにリードできるか」だけで判断しすぎない方がいいと思います。
男性は「変えられないもの」と「変えられるもの」を分ける
男性が婚活で一番やってはいけないのは、変えられないスペックに落ち込み続けて、変えられるところまで放置することです。
身長が低い。年収が思ったほど高くない。年齢が上がっている。それ自体は今すぐ変えられません。
でも、「身長が低いからどうせ無理」と思って、髪型も適当、服装も適当、写真も適当、会話も改善しない、デートも全部女性任せなら、当然さらに難しくなります。
変えられない条件は受け入れて、他を上げる
身長165cmなら170cmにはできません。
でも体型を整えることはできます。姿勢も変えられます。服装も写真も変えられます。会話もデート力も上げられます。
年収500万円なら、明日1000万円にはなりません。
でも、清潔感があって、話していて楽しく、誠実で、約束を守り、自然にデートを進められる男性にはなれます。
婚活は総合評価です。一つの弱い条件だけですべてが決まるわけではありません。
変えられないものに時間を使うより、変えられるところを全部やった方がいいです。
結局、男性婚活は「基本を全部やれる人」が強い
男性の婚活というと、「女性を落とすテクニック」「モテるLINE」「女性心理」みたいな話に行きがちですが、私はそこまで難しいことをする必要はないと思っています。
ちゃんとした写真を撮る。清潔感を整える。積極的に申し込む。お見合いでは相手に興味を持って話を聞く。仮交際になったら早めに誘う。日程を決める。店を提案する。次のデートにつなげる。自分が良いと思ったら好意を行動で出す。
基本的にはこれです。
成婚している男性全員がハイスペックではない

もちろん高身長、高年収、イケメンであれば婚活では有利です。
でも、実際に結婚している男性が全員そうなわけではありません。
条件が突出していなくても、清潔感があり、相手への気遣いがあり、普通に会話ができ、ちゃんと行動する男性は成婚しています。
婚活のゴールは、女性全員からモテることではありません。
一人の女性とお互いに選び合えば終わりです。
だから「自分は全女性から高評価を受けられるスペックではない」と落ち込む必要はありません。
自分を良いと思ってくれる女性と出会い、その一人との関係をちゃんと進められればいいんです。
男性の婚活がつらくなったときは全部を人格否定だと思わない
婚活を続けていれば、申込みが通らない、お見合いで断られる、仮交際を終了されることがあります。
これが何度も続けば、「自分は男性として価値がないのでは」と思ってしまう人もいます。
でも、そこまで考える必要はありません。
年齢条件から外れていた。相手が別の交際を優先した。見た目の好みが違った。住んでいる地域が合わなかった。
婚活では、人格とは関係ない理由でも普通に断られます。
一方で、「会話が一方的」「清潔感が気になる」「毎回受け身」「何でも女性任せ」と同じ理由が何度も出るのであれば、そこは改善した方がいいです。
全部を自分のせいにする必要もありませんが、全部を「相性が悪かった」で済ませるのも違います。
変えられる部分については素直に変えた人の方が、結果的に早く婚活を終えます。
まとめ|男はつらい。でも男性婚活にはかなり伸び代がある
男性の婚活には、男性ならではのつらさがあります。
年収や身長など変えにくいスペックを求められる。
仮交際ではリードを期待されやすい。
デート代も男性側の負担が大きくなりやすい。
そして自分から動いて断られることも多い。
さらに女性側も、実際には自分から積極的にリードするのが得意な人ばかりではありません。
受け身な女性も多いため、結果として男性が関係を動かす役割を求められやすくなります。
男は辛いよ、、という部分は確かにあります。
ただ、それでも私は、男性は努力すれば婚活を変えやすいと思っています。
女性は最初から身だしなみや美容をかなり整えて活動している方がほとんどです。
一方で男性は、髪型、眉毛、肌、服装、体型、写真、会話、デートの進め方など、まだ改善余地が大きい人も少なくありません。
つまり伸び代があります。
身長は変えられない。年齢も戻せない。年収もすぐには大きく変わらない。
でも清潔感は変えられます。写真も変えられます。話し方も変えられます。
リードの仕方も、デートの誘い方も、女性への気遣いも変えられます。
そして婚活は総合力です。
変えられないスペックだけを見て「自分は無理だ」と諦めるのではなく、変えられるところを全部変える。
そのうえで、相手からの好意を待つだけではなく、自分から関係を作っていく。
男性の婚活は簡単ではありません。
でも、ちゃんとやればかなり変わります。
男は辛いよ。
ただ、婚活に関しては努力が結果につながりやすいのも、男性の面白いところだと思います。
