こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、「フィーリングが合わない」と断られてしまったときの相手の本音と対処法について詳しく解説します。
婚活をしていると、お見合いで「フィーリングが合わない気がする」といった理由でお断りされることがありますよね。でも、この「フィーリング」という言葉、実際のところ何を意味しているのでしょうか。
本記事では、「フィーリングが合わない」と断るときの相手の心理や、そこから学べること、次の出会いに活かすための行動まで、わかりやすくお伝えしていきます。
「フィーリングが合わない」と断る人の本音とは?

「フィーリングが合わない」と断る言葉の裏には、相手が感じたちょっとした違和感や、うまく言葉にできない不一致が隠れていることが多くあります。
ここからは「フィーリングが合わない」と断る人の本音を解説します。
タイプでない
相手が「フィーリングが合わない」と言ったとき、よくある理由が「見た目や雰囲気がタイプではなかった」という理由です。
外見や服装など、理屈では説明しきれない感覚的な好みって誰でもありますよね。相性の問題と言ってしまえばそれまでですが、婚活においては第一印象や直感が重視される場面が多くあります。
もちろん、相手も「見た目が好みじゃない」とは言いづらいため、やんわりとした表現として「フィーリングが合わない」と濁しているのかもしれません。あなたに何か問題があるわけではなく、ただ好みの違いだったという可能性も大いにあります。
つまらなかった
会話中、相手の反応が薄かったり、話にあまり乗ってこなかったりした経験はありませんか。
実はそのリアクションの薄さが、相手にとって「一緒にいてもつまらない」と感じさせる原因になることがあります。どんなに話題を振っても反応が薄い、笑顔が少ない、共感のリアクションがない、そんな状況が続くと、相手は「この人とはテンポが合わない」「会話が楽しくない」と感じてしまうのです。
特に初対面では、一緒にいて楽しいかどうかが相性の判断基準になりがちです。しっかりリアクションを取ったり、相手の話を聞く姿勢を見せたりするだけでも印象は大きく変わるかもしれません。
話し方に違和感があった
会話の内容そのものよりも、「どんなふうに話していたか」が相手の印象を大きく左右することがあります。
たとえば、初対面なのにいきなりタメ口で距離を縮めようとしたり、相手が丁寧な敬語を使っているのに自分はラフすぎる口調だったりすると、礼儀や常識を疑われてしまうことがありますよね。
また、品のない言葉づかいや、やけに難しいカタカナ語を連発するような意識高い系の話し方も、相手に不快感や圧迫感を与えがちです。
言葉づかいは、その人の人間性や育ちを映す鏡のようなもの。聞いていて落ち着く話し方や、誰にでも失礼のない丁寧な表現ができるかどうかが大切なポイントになります。
話し方の印象ひとつで、「フィーリングが合わない」と判断されることは意外と多いのです。
一緒にいて疲れる
デートの最中のやり取りで、「なんだか疲れるな」と感じさせてしまうことがあります。それは、相手があなたに気を遣いすぎたり、無理に会話を続けようとしたり、沈黙を作らないようにしなきゃとプレッシャーを感じていたりした可能性があるということです。
「何を言っても反応に困る」「間の取り方が合わない」「常に会話を盛り上げようとして疲れる」といった感覚が積み重なると、「この人と一緒にいるのはちょっとしんどい」と思われてしまいますよね。
人と人との相性は、言葉にできない空気感や間の感覚によっても決まります。こうした微妙なズレを感じたとき、相手は「フィーリングが合わない」と表現するのかもしれませんね。
フィーリングが合わないと断られたときどうする?

「フィーリングが合わない」という断り文句は、曖昧で理由がはっきりしない分、余計にモヤモヤしてしまうものです。しかし、そこで落ち込んで終わりにするのではなく、次の行動につなげることが大切になります。
この経験を次に活かすために、どんな視点を持ち、どう対処すればいいのかを具体的に見ていきましょう。
次へ進む
まず一番大事なのは、「この出会いがすべてではない」と気持ちを切り替えることです。
たまたま相手との相性が合わなかっただけで、あなたの人間性すべてが否定されたわけではありません。誰にでも相性の良し悪しはあり、すべての人と「フィーリングが合う」ことなど不可能ですよね。
縁がなかった相手にこだわりすぎず、自分に合った人との新しい出会いに目を向けましょう。「合わなかった相手」より、「これから合う誰か」のために時間を使う方が、きっと前向きな結果につながります。
前向きに捉える
「フィーリングが合わない」という言葉は、実は相手なりの配慮でもあります。「あなたが嫌い」とか「何かが悪い」という直接的な否定ではなく、相性や感覚のズレをやんわりと伝えているのです。
むしろ、お互い無理をして続けるよりも、正直に違和感を伝えてくれたと考えることもできます。そう考えると、「自分がダメだった」と悲観するのではなく、「合わなかっただけ」と冷静に受け止められるようになるはずです。
相手の気持ちを尊重することで、自分の心も前向きに保ちやすくなります。
直せる部分を探す
どんなに「フィーリング」と言われても、その背景にはちょっとした外見や言動の印象が関係していることもあります。
特に第一印象で大きく左右されるのが、身だしなみや清潔感です。服のシワや汚れ、髪の乱れ、体臭や口臭などは、本人が気づきにくいものですが、相手にとっては大きな判断材料になります。
「フィーリングが合わない」という言葉の裏に、無意識のうちに「なんとなく不快だった」要素が含まれていた可能性もあるのです。
鏡で見直し、自分の姿勢・表情・服装まで一度チェックしてみましょう。少しの工夫や改善が、次の出会いの成功につながるかもしれません。
また、会話の面でもテンポなども大きく左右されます。早い人が遅い人が会話をすると違和感があることも多く、その逆もしかりです。お相手の会話のテンポに合わせることができる人はフィーリングが合わないなどと言われる確率が極めて低いという事実もあります。
その他、キャッチボールも1つの要因です。Aと質問しているのに、Bと返してくる。理解力や質問力によってフィーリングが合わないと感じさせることも。お断り理由を深掘りして改善点が見つかれば積極的に見直して行きたい項目です。
フィーリングが合わないと思われないようにするには?

「フィーリングが合わない」と感じさせる原因の多くは、ちょっとした態度や会話の雰囲気、表情などにあります。だからこそ、自分の言動を少し意識するだけで、相手に与える印象は大きく変わるものです。
ここでは、相手に「また会いたい」「話しやすい」と思ってもらうためのポイントを紹介します。
一方的に会話を進めない
自分ばかり話してしまうと、相手は置いてけぼりになったように感じ、「なんだか合わないな」と思われる可能性があります。会話はキャッチボールであり、相手の反応や言葉に耳を傾けることが大切です。
特に初対面では、相手の話をしっかり聞く姿勢を重視し、聞くだけでなく、質問を投げかけたり、共感を示したりすることが効果的です。
話題を独占せず、相手と会話を作っていく意識を持つことで、自然と心地よいやり取りが生まれ、フィーリングも合いやすくなりますよ。
笑顔を心がける
どんなに言葉が丁寧でも、表情が硬かったり無表情だったりすると、相手に「話しづらい」「距離を感じる」と思わせてしまうことがあります。
笑顔は、安心感や親しみやすさを伝える効果的な方法です。会話の合間に軽く微笑むだけでも、相手は「自分との時間を楽しんでくれているんだな」と感じられますよね。
緊張していても、意識的に口角を上げるだけで雰囲気はずいぶんと柔らかくなります。相手との距離を縮めたいとき、まずは表情から整えてみましょう。
相手の話にリアクションをとる
「うんうん」「すごいね」「それは大変だったね」といった小さなリアクションが、会話において重要です。相手の話に何も反応しなかったり、ただ聞いているだけの姿勢だったりすると、興味がなさそうと誤解されてしまうことも。
「話しやすい」「ちゃんと受け止めてくれる」と思ってもらえれば、フィーリングが合うと感じてもらえる可能性もぐっと高まります。聞き上手な人は、それだけで好印象を与えられるのです。
フィーリングが合わないと言われないためにできることから始めよう

「フィーリングが合わない」と言われると、どうしても自分を否定されたような気がして落ち込んでしまうもの。でも、その裏には具体的な不満ではなく、ちょっとしたズレや相性の違いがあるだけということも少なくありません。
うまくいかなかった経験も、未来の出会いにつなげるための大切なヒントになります。笑顔・リアクション・言葉遣いなど、少しの心がけが印象を変える大きなカギになることも。
だからこそ大切なのは、そこで立ち止まらず、自分自身を客観的に見つめて改善できるところを探し、次のご縁へと前向きに一歩ずつ進んでいくことです。