結婚相談所のペナルティ・違約金について(IBJ編)

結婚相談所には入会時に確認すべきルールがあり、ペナルティや違約金()もその一つです。

アスマリが所属しているIBJで設けているルールに関しては、加盟している結婚相談所、会員様全員が守るべきものという認識を持たなければいけません。

本記事では、IBJで活動するうえで知っておくべきペナルティ・違約金について解説します。

結婚相談所における「違約金」は何のため?

婚活と一口に言ってもさまざまなスタイルがありますが、マッチングアプリや婚活パーティーに違約金という概念はありません。

活動時のペナルティとして違約金制度を設けているのは結婚相談所だけでしょう。

そう考えると、違約金があることに対して、面倒と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

一部では、「なぜ違約金が発生するのか」「結婚相談所がお金儲けをしようとしている」といった声もありますが、結婚相談所が違約金制度を設けているのは決して利益のためではなく、会員が安心・安全な環境で活動するためです。

結婚相談所と言えば、他の婚活方法よりも真剣度が高いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、実際に「結婚」や「真剣な出会い」を求めている方ばかり。

ライトな出会い目的であれば一回の約束に対する重要度が低く、急なキャンセルはよくあることかもしれません。

対して真剣に出会いを求めて結婚相談所に在籍している方が、一方的に交際終了やドタキャンされるなど迷惑を被るようなことが多発すると不安に感じるのは当然ですし、認識が共通していないと何らかのトラブルに発展しかねません。

共通認識として違約金やペナルティがあるからこそ、迷惑をかける行動を控えようと意識しますし、真剣度を担保できているといえます。

違約金の流れ|「誰」から「誰」への支払い?

これまで結婚相談所以外の方法で婚活をしてきた方にとっては、違約金の存在自体に馴染みがなく発生理由だけでなく流れについてもご存知ないのではないでしょうか。

「違約金って誰から誰への支払いなのか」について疑問に思われる方もいらっしゃるはずです。

基本的に違約金やペナルティに関するルールや支払いに関してはそれぞれの結婚相談所で異なります。

日本結婚相談所連盟(IBJ)のルールでは、違約金は「ルール違反をした方」と「ルール違反をした方が在籍している結婚相談所」間で支払いが発生します。

その後、迷惑をかけられた方への対応については、前述した結婚相談所とルール違反をされた方が在籍している結婚相談所間で決定します。

支払われた違約金の半額を迷惑をかけられた方と折半する結婚相談所もありますが、その割合や受け渡し方法に関しては各結婚相談所で異なるので確認しましょう。

IBJの利用に際する違約金の種類

日本結婚相談所連盟(IBJ)の利用に際する違約金は大きく3つのケースに分類されます。

発生理由と大まかな金額が以下の表となります。

発生理由金額
お見合い成立後10,000円
お見合い当日20,000円
プレ交際成立後20,000円

お見合い成立後

IBJでは、男女どちらかが申し込んだお見合いを承諾した時点でお見合いが成立します。

お見合いが成立している以上、対面あるいはオンラインでのお見合いが必須でありキャンセルする場合には違約金が発生するため注意が必要です。

真剣交際に進むことが分かっていたり、休会や退会が決まっている状態であっても例外ではありません。

実際、確定しているお見合いがある状況で、他の会員の方と真剣交際に進むためにお見合いをキャンセルするというケースはよく見られます。

厳しいと思われるかもしれませんが、一方的な都合で容易にキャンセルができてしまったのでは、真剣に出会いを探している会員に迷惑がかかります。

お見合いは忙しい中で二人が予定を合わせた貴重な時間です。だからこそ、容易に申し込みや承諾するのではなく、慎重に考えなければいけません。

ちなみに、仕事の都合や天候、体調不良などやむを得ない理由の場合の日程変更は可能です。

その場合には、約束の時間直前でなくなるべく早めに連絡するようにしましょう。

お見合い当日

あらかじめ日時や会場が決められていたお見合いを当日にキャンセルした場合や、当日15分以上遅刻した場合には20,000円の違約金が発生します。

遅刻に関しては、お相手の判断でお見合い自体がキャンセルとなるケースもあるので注意が必要です。

「たった15分遅刻しただけなのに」と思うかもしれません。でも、それは遅刻した側の勝手な考えです。

相手にとっては忙しい合間を縫った貴重な時間かもしれませんし、大半の人はお見合いのために身支度を整え、心の準備をするなど万全の状態を整えて臨んでいます。

そんな中、「来ないかもしれない」と思いながら一人で待ち続けるのは不安・不快に感じるのも当然です。

あらかじめ予定された約束がある以上、まず考えるべきは相手がどう感じるかです。

逆の立場で、自分がドタキャンされたら、約束の時間に相手が来なかったらどう思うか考えてみたら、答えは明確であるはずです。

ただし、例外はあります。

当日の朝になって体調が芳しくない場合や、交通機関のトラブル等予期せぬ事態に陥った場合には、すぐに所属する結婚相談所に連絡することが最低限のマナーです。

各結婚相談所で設けているルールに加え、それぞれを担当するカウンセラー同士でコミュニケーションやお相手に対する真摯な対応が認められた場合には柔軟に対応してもらえることもあります。

プレ交際成立後

一度お見合いをし、お互いに交際を進める意向があればプレ交際が成立します。

交際成立後には電話にてデートの約束を立てる流れとなりますが、IBJのルールには「1回以上デートする」というものがあります。

そのため、交際が成立していながら1度もデートせずに関係を終了するのはルール違反とみなされるため注意が必要です。

交際成立後のルール違反を犯した場合には20,000円の違約金が発生します。

「なぜ、デートが必須条件なのだろう」と疑問に思われるかもしれませんが、理由は「会ってから判断してほしい」というIBJ側の思いによるものです。

相性や雰囲気などを含め、メールやメッセージのやりとりだけでは分からない部分を対面で感じて交際を終わらせるか続けるかを決めることで真っ当な判断ができるのではないでしょうか。

違約金が発生すること以上に、お相手の気持ちを考量すると、お見合い後安易に交際希望を判断するのは厳禁!

万が一、他に真剣交際を検討しているお相手がいる場合にはやみくもに交際希望を出さず、その後の流れや判断について、一度カウンセラーに確認してみましょう。

違約金を発生させない心得

違約金を発生させないための心得はただ一つ。

【相手の立場で考え、行動すること】です。

前述したように、違約金やペナルティは結婚相談所の利益を目的とするものでなく会員の方が安心して出会いを求めることができる環境づくりのために存在します。

人に迷惑をかけないことは大人としての暗黙のルールですが、それ以上に婚活中という非常にセンシティブになりやすい状況だからこそ、相手の気持ちを思いやる気持ちが大切です。

予定されていたお見合いをドタキャンされたら、連絡もなく遅刻をされたら、どう感じるでしょうか。

あなたの誠意のない対応が原因となり相手の方が自信がなくなってしまったり、婚活に対して後ろ向きになることもあり得るという認識を持たなければいけません。

日本結婚相談所連盟(IBJ)を利用する人は結婚や交際に対して真剣に考えている人ばかりだからこそ、一つひとつの出会いや時間は非常に貴重であるはずです。

違約金を支払わないよう意識することは、トラブルを未然に防ぐことはもちろん、お互いに誠意をもって対応することに繋がります。

真摯な対応で違約金を発生させない~まとめ~

日本結婚相談所連盟(IBJ)におけるペナルティとして存在する違約金について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

本文でもご紹介したように、違約金は結婚相談所の利益のためでなく真剣に活動している会員の方々を守るため。

人に迷惑をかけないのは婚活に関わらず人付き合いをするうえでの当たり前のルールです。

お互い真剣にお相手を探している同士、相手の貴重な時間を奪うことや不快にさせることのないよう責任と誠意を持って接するよう意識しましょう。

違約金を発生させ、ペナルティを負うことなく運命のお相手と出会えますように…。


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