こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者がおじブロックを詳しく解説します。
婚活の場で「おじブロック」という言葉を聞いたことはありますか?これは、年上男性が若い女性にアプローチしても、最初から恋愛対象外とされてしまう現象を指します。
「誠実に接しているのに、全く相手にされない」
「10歳以上年下の女性と話が続かない」
そんな経験がある男性は、知らず知らずのうちに「おじブロック」されている可能性があります。この記事では、おじブロックの詳細から10歳以上年下の女性を狙うためのポイントまで解説します。

おじブロックとは?

婚活の世界で耳にする「おじブロック」とは、年上男性が若い女性にアプローチしても、取次前にブロックされたり、アプリなどですぐNGにされることです。
つまり、「年齢だけで恋愛・結婚対象外」と判断されてしまうケースを指します。
結婚相談所を利用していて、10歳以上年下の女性にお見合いを申し込んでいるのに、お見合いにすらこぎつけない…そんな人はおじブロックされているのかもしれません。
20代の女性は10歳以上年上の男性からメッセージが来ることがあまりに多く、その数に驚くことも。そんな中で、カウンセラーによっては、10歳以上年上の男性からの申し込みは条件に関わらず取り次がないことにしている場合もあります。
「おじ扱い」されてしまえば、チャンスを掴む前に門前払いされてしまいます。
なぜ男性は10歳以上年下女性にばかり申し込む?

どうして男性は、10歳以上年下の女性に申し込もうとするのでしょうか。10歳の差があれば、共通の話題が少なく、会話する内容にも困る可能性も。それでも若い女性を狙う男性の心理を解説します。
どうしても若い女性に惹かれるから
「若い女性のほうが可愛い」「明るくて素直そう」という理由で、自然と年下女性を選んでしまう男性は多いです。
本能的に「若さ=魅力」と感じてしまうのは当然の心理ですが、それだけで結婚相手を選ぼうとすると、現実とのギャップが生まれやすくなります。
また、男性は女性よりも精神年齢が低めであるため、年下の女性と話しやすいと考える男性もいます。精神年齢を合わせるとしても、世代が異なるため、話しやすくなるとは限りません。
それでも若さに魅力を感じる男性は多いのです。
自分には大人の魅力があると思っているから
「自分は若い頃より今のほうが落ち着いていて、包容力がある」と感じる男性も多いでしょう。だから10歳以上年下の女性に自分はふさわしい、釣り合いが取れていると思っているのかもしれません。
しかし、女性も同じように考えているとは限りません。10歳以上離れていると、恋愛対象として見ることができないと感じる女性も多いです。
年上の魅力を感じてもらうには、自称大人ではなく、実際に余裕と安心感を与えられる存在でなければなりません。
子どもが欲しいから
「結婚するなら子どもが欲しい」と考える男性にとって、年齢の若い女性を希望するのは自然な流れです。
ただ、子どもが欲しいと希望するのは、男性だけではありません。女性も子どもを希望する人がいますよね。そのような場合、相手にあえて年上を選ぶでしょうか。
女性にとっても妊娠・出産はタイムリミットがありますが、男性も例外ではありません。年齢を重ねてから子どもを授かることは簡単ではないのです。
相手に将来設計として伝えるなら、相手への思いやりと現実的な視点のバランスが大切です。
若い女性から見た10歳以上年上の男性の印象とは?

20代、30代の若い女性には、10歳以上年上の男性はどのように映るのでしょうか。リアルな声を紹介します。
プロフィール写真を見てナシならそこで終わり
第一印象は圧倒的に重要。特に婚活では、写真で10割決まると言われるほどです。清潔感がない、あるいは年齢を感じさせる写真だと、それだけで即スルーされてしまいます。
まずはプロフィール写真を見て、そこで印象がよくなければ次に進めません。プロに依頼して、必ず力を入れて作成しましょう。
笑顔を忘れず、清潔感のあるスーツが必須です。シワなどがあるのはNG。女性は細かな部分まで見ています。サイズ感が合っていないスーツも印象が悪くなります。自分に合ったサイズで撮影に臨みましょう。
年収が低いのはNG
「年上なのに年収が低い」となると、女性の評価は厳しくなります。同年代の男性よりも経済的な安定を期待されやすいのが現実です。
しっかりと安心できる年収と、副業をしている場合は、副業による収入も記載しましょう。平均的な年収では、10歳以上年下の女性にアピールできません。余裕のある年収である必要があります。
価値観が合わないと感じる
年齢差が大きいと、育った環境や流行の違いから価値観にズレを感じることも。「昔は〜だった」「最近の若者は〜」といった発言は、すぐにおじ感を漂わせてしまいます。見た目が若そうでも、話してみると中身がおじすぎる…なんてことも。
話していても、相手は自分のことを分かってもらえないと感じてしまうかもしれません。相手の価値観を尊重し、柔軟に受け入れる姿勢が大切です。
10歳以上年下女性を狙うなら必ずクリアしなければならないポイント

では、10歳以上年下の女性にアプローチすることは無理なのでしょうか。結論、簡単なことではありません。
10歳以上年下の女性にアプローチするなら、以下の5つのポイントをクリアしなければ、難しいと考えておいたほうがよいでしょう。
清潔感がある見た目
どんなに中身が良くても、最初の印象が悪ければ恋愛のスタートラインにも立てません。女性にとって「清潔感」は、年齢問わず重要なチェックポイントです。
テカリや乾燥した肌・伸びっぱなしの眉毛や鼻毛・襟元や袖口のヨレなど、生活感が出た見た目が女性におじさんっぽさを感じさせてしまいます。
美容室で定期的に整える・眉毛をケアする・肌の保湿を習慣化するといったケアを行うことが大切です。「見た目を気にする=若作りをする」ではなく、清潔感のある見た目を目指すのがポイントですよ。
余裕のある年収
10歳以上年上ということは、社会経験も長く、経済的にも安定しているイメージを持たれやすい立場です。
そのため、同年代男性と比較されるときに「年収が低い」「生活に余裕がなさそう」と思われると、一気に印象が下がります。
結婚相談所の場合、プロフィールを見れば年収が分かります。その時点で、アリかナシかはっきりしてしまいますよね。
最低でも年収1,000万円はほしいところ。普通に生活するだけでなく、余裕をもてる金額が必要です。
年齢を感じさせない話題
会話で一気に年齢差を感じさせてしまう男性は多いです。たとえば、「昔は〇〇が流行っていたんだよ」といった発言は、悪気がなくてもジェネレーションギャップを強調する結果に。
大切なのは、「若い話題に無理に合わせること」ではなく、相手の関心を理解して会話を楽しむことです。たとえば、「最近の映画、どんなの観てるの?」など、相手の世界を素直に知ろうとする姿勢があると、ぐっと距離が縮まります。
学ぶ姿勢がある大人は、年齢差を超えて魅力的に映るのです。
大人の魅力を感じられるエスコート術
若い男性との最大の違いは、経験と気配りの深さです。
デートの際に、店の予約をスマートに済ませておく・帰りの時間を気遣うなど、小さな配慮ができるだけで、「やっぱり年上の人は違う」と感じてもらえます。
また、会話のテンポや聞き方も重要です。女性の話を途中で遮らず、うなずきながら聞き、必要なときに的確な言葉で返す。安心感と包容力が自然に伝わると、年齢差がむしろプラスに働きます。
誰が見ても魅力を感じる見た目と人柄
最終的に、年齢差のある婚活で成功するのは、「年齢を超えて魅力的」と周囲からも認められる男性です。
清潔感・経済力・会話力などはもちろん、日々の姿勢や考え方、言葉遣いがにじみ出る人間的な魅力が必要となります。
そして、家族や友達からも羨ましいと思われるくらいの人であること。周りから反対されるような人では、安心して結婚まで進めません。
つまり、10歳以上年下の女性を狙うなら、周囲からも羨ましいと思われるような男性であることが前提です。
おじアタックになってしまう可能性も!?10歳以上年下にアプローチするなら注意すべきこと

10歳以上年下の女性にアプローチをするとき、注意すべきなのが「おじアタック」になってしまうこと。おじアタックとは、35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に対して、しつこくアプローチする行為です。
おじアタックにならないように、3つのポイントに注意しましょう。
自分の話ばかりしない
年下の女性と話していると、「経験でリードしよう」とするあまり、つい自分の話が中心になってしまう男性が多いです。
特に婚活の初期段階では、「どんな人かを知りたい」という関心から会話が始まります。そこで長々と自分語りをされると、「話が合わなそう」「価値観が重そう」と思われてしまうのです。
相手を下に見た言動をしない
10歳以上の年齢差があると、無意識に上から目線が出やすくなります。年上の余裕を出すつもりが、実際には上から目線・マウント発言として受け取られてしまうことも。
年齢差があるからこそ、対等な人間関係を意識することが大切です。上から目線にならないようにするには、「なるほど、そういう考え方もあるんだね」など、柔らかいリアクションを返すと、年上の男性としての余裕と謙虚さが際立ちます。
ネガティブすぎる発言をしない
ネガティブな発言をしてしまうと、一気におじ感が加速します。自虐や弱音は、場を和ませるつもりでも逆効果。女性からすると、「一緒にいても楽しくなさそう」と感じてしまうのです。
もちろん、無理に若作りをしてテンションを上げる必要はありません。自分を卑下する言葉を使わないことを意識するだけで、落ち着きのある大人を演出できます。
10歳以上年下を狙うのは簡単ではない!自分の市場価値を見極める必要がある

10歳以上年下の女性にアプローチすること自体は自由ですが、成功するのはごく一部。多くの男性が「おじブロック」にあってしまうのは、現実の市場価値を冷静に見ていないからです。
まずは、自分の年齢・年収・見た目・性格などを客観的に分析し、年下女性が選びたくなるような人なのかを考える必要があります。
その上で、おじアタックにならないように謙虚に、焦らずに婚活を進めましょう。






