仮交際中の「結婚観の確認」が重要である理由|確認するタイミング・話すべき項目を徹底解説!

こんにちは!アスマリいおりです。

よく結婚相談所のカウンセラーから「結婚観について話してくださいね」と言われる婚活者さまは多いと思います。

「結婚観って何?」「何を話せばいいの?確認するタイミングは?」など、結婚観について悩んでいる方は多いですよね。
「結婚観」とは結婚・結婚後の生活に関する価値観のことです。

結婚するにあたり極めて重要な項目なので、仮交際中にきちんとお互いの「結婚観」について確認しておく必要があります。

本記事では、婚活カウンセラーである筆者が「結婚観を確認するタイミングや具体的に話すべき項目」について詳しく解説していきます。

1.そもそも「結婚観」とは?

「結婚観」とは結婚・結婚後の生活に関するお互いの価値観のことです。

結婚後の住まい・仕事・育児・家事など、「どういう家庭を築いていきたいか」「結婚後どういう生活をしたいか」という価値観は人それぞれ持っています。

価値観が異なる相手でも構いませんが、相手の価値観を受け入れられない場合は、その後の結婚生活が上手くいく確率は低いでしょう。

成婚した後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、結婚する前に必ずお互いの「結婚観」について確認しておく必要があります。

なお、結婚観は必ずしも一致しなければいけない訳ではなく、お互いの希望を受け入れることができるどうかが重要です。

次章から、結婚するにあたり重要となる「結婚観」について詳しく深掘りしていきます。

2.仮交際中に「結婚観」を確認しておくべき理由

「結婚観」は、真剣交際に進んでからではなく、必ず仮交際中に確認しておく必要があります。

「結婚観」は結婚に踏み込んだ具体的な話題なので真剣交際で話すと思われがちですが、真剣交際に発展してから「結婚観の大きな違い」や「受け入れられない新事実」が発覚することそれまでの時間が無駄になってしまいます。

真剣交際に進んだ段階で相手を1人に絞っているため、「結婚観の違い」が原因で破局したら婚活は振り出しに戻ります。
また真剣交際で交際終了となることはメンタル的に落ち込むことも多いでしょう。

仮交際の段階であれば複数人と交際しているので、1人の相手と合わなくても婚活が振り出しに戻ることはありません。
せっかく真剣交際に進むなら成婚への角度の高い交際をすることがおすすめです。成婚角度の低いとりあえずの真剣交際、もっと言えば無駄な真剣交際は非合理的で非効率な婚活と言わざるを得ません。

仮交際中に話せることは話しておく意識です。自分の心を消耗しないように、時間を無駄にしないためにも仮交際の段階である程度「結婚したらお互いがどうしたいか」を確認しておくことはとても重要になります。

3.仮交際中に確認しておくべき7つの項目

ここからは、仮交際中に最低限確認しておくべき「結婚観」に関する項目をご紹介していきます。


①:住まい

住まいに関して確認しておくべき項目は以下の通りです。

  • 一軒家派?マンション派?
  • 賃貸?購入?がいいか
  • 持ち家・ローンの有無
  • エリアはどこがいいか
  • 家賃はどのくらいが良いか


なお、エリアについては若干踏み込んだ内容になるため、1度カウンセラーに相談して相手の好意などを確認してから話題に出すと良いでしょう。家賃は金銭感覚によって大きく変わります。5万くらいor10万くらいでしたら大きく違いますし、1〜2万違うだけでもえっと思うタイプも中にはいらっしゃいます。


全体に共通することは、価値観が違うこと自体に問題はなく、どちらかが受け入れられるか、妥協点を見つけられるか。ここが大切です。両極端な絶対に譲れない強いこだわりがあるもの同士の交際の場合、少し大変かなってイメージです。

②:働き方・仕事

働き方・仕事に関して確認しておくべき項目は以下の通りです。「お相手はどういう働き方を希望しているのだろう…」という視点を持ってください。

  • 専業主婦(夫)になるか
  • 共働きか(正社員かパートか)
  • 今の仕事・職場で続けたいか
  • 将来の仕事、どんなキャリアを築きたいか


結婚後、お互いどのような働き方を理想としているのか、職種によっては転勤の可能性なども確認しておくと良いでしょう。

③:家事・育児

家事・育児に関して確認しておくべき項目は以下の通りです。

  • お互いの家事スキル(得意・不得意)の確認
  • 協力体制
  • 仕事との兼ね合い
  • 外食の頻度


事細かに確認して決める必要はありませんが、お互いのイメージだけでも話して認識しておくことをおすすめします。

④:子供

子供に関して確認しておくべき項目は以下の通りです。

  • 子供が欲しいか
  • 欲しい場合は何人が理想か
  • 子供が欲しい場合の育児分担


デリケートな問題なので、「私達(僕達)の子供は〜」などと断定する聞き方は避けて、会話の流れの中でさりげなく相手の意志を確認することを意識してみてください。

⑤:家計管理

家計管理について確認しておくべき項目は以下の通りです。

  • 金銭感覚(家賃なども含む)
  • 財布は1つにするかどうか
  • 完全に別々にするかどうか
  • お金の使い方
  • 食事に対するお金のかけ方(普段の食事、外食の時)
  • 貯金はするタイプかどうか
  • 奨学金やローンなど


上記の中でも「金銭感覚」は極めて重要な項目になります。

お金遣いの荒いタイプ、過剰な倹約家タイプとの結婚生活は、人によっては大きなストレスになってしまいます。

また、「どのレベルから金遣いが荒いと考えるのか」というラインも人それぞれ違うため、お互いの考え方に大きなズレがないかは確認しておきましょう。

⑥:結婚式

  • 結婚式は挙げたいか
  • 挙げるなら希望の形式・規模はあるか
  • フォト婚が良い
  • 新婚旅行の希望はあるか


こちらもこだわりがあるかの話ですね。相手はどう考えているのか。
こだわりがないないのならお相手はどういう考えなのだろう…それに自分が寄り添えるだろうかがポイントです。

結婚式に関しては男性よりも女性のこだわりが強い傾向にあるので、男性から女性に聞いてあげることが良いかもです。

結婚式は女性が輝く場所なので、女性の気持ちを優先したいです。みたいな男性も多くいらっしゃる気がします。

⑦:日常生活

  • 家では何をしているのか
  • 結婚したら休日はどうする
  • 生活リズム(何時くらいに起きてて、何時くらいに寝ているか)
  • 趣味の時間など
  • 旅行の頻度
  • ペットを飼いたいか

既に知っていることもあるかもしれませんが、

現在:日常をどう過ごしているのか?
未来:結婚後はどうしていきたいのか?

相手がどういう過ごし方をしているか、していきたいかも触れていれば安心して真剣交際に入れると思います。

価値観が違うことは問題ではなく、だいたいちょっと違います。
結局お互いがお互いに、どれだけ寄り添うことができるのかが大切です。

4.【注意】重くならない「結婚観」の確認の仕方とタイミング

結婚観は「仮交際中」に確認しておくべきですが、確認の仕方やタイミングを誤ると相手に重い印象を与えてしまいます。

相手の気持ち(好意)が明らかに分かっている場合は問題ありませんが、お互いの距離が縮まっていない段階で踏み込んだ「結婚観」の話題を出すのは危険です。特に女性は警戒心が強めで良いと思うまでに時間がかかるタイプが多いです。いきなり結婚観を話して「私はまだ好きになってないのに…重いと思いました…」これで交際終了やお見合いお断りは、あるあるです。

特に女性はと申しましたが、裏を返せば女性から男性に聞く分には危険度はかなり下がり、むしろプラスに働くことが多いです。なので女性の方はちょっと仲良くなれば積極的に聞くという戦略もありです。(迷ったらカウンセラーに相談してください。)

ここからは、重くならない結婚観の確認の仕方とタイミングをご紹介していきます。

  • 「結婚観」を聞くときは主語に自分を入れない
  • 「結婚観」を聞くタイミングはデート3回目くらいが無難


順に説明していきます。


4-1.「結婚観」を聞くときは主語に自分を入れない

仮交際の段階で「結婚観」を聞くときに、安易に主語に自分を入れると相手に重い印象を与えかねません。

例えば、「僕と結婚したら◯◯さんは仕事は続ける予定ですか?」「僕と結婚したら子供は何人ほしいですか?」など、自分との結婚を強く印象付ける聞き方をすると、「まだそんな段階じゃないのに…」と相手に引かれてしまう恐れがあります。

結婚観を聞くときは、主語に自分を入れずに「あなたの結婚観についてどう考えているかただ聞いているだけです」というスタンスを取るのがおすすめです。

具体的には、「◯◯さんは将来結婚したら子供は何人くらいほしいタイプですか?」「◯◯さんは結婚式をしたい派ですか?」などの聞き方をすると良いでしょう。

特に男性は「結婚観」の聞き方で失敗してしまうケースが多いので、あくまで「結婚観に軽く触れているだけ」というスタンスを意識してみてください。

4-2.「結婚観」を聞くタイミングはデート3回目くらいが無難

結婚観を確認するタイミングは、仮交際開始後の「デート3回目くらい」が無難です。

結婚観の話題は「結婚」を意識した少し踏み込んだ話題なので、お見合いやデート1回目のまだ距離が縮まっていない状態で話すと相手に引かれてしまう恐れがあります。

  • 相手との距離が十分縮まっている
  • 相手が自分に好印象を持っていることをカウンセラーから確認済み


結婚観の話題を出すときは、上記2つの条件をクリアしている状態で話す方が無難です。

条件をクリアしていれば1回目デートでも2回目デートでも結婚観の話題を出しても問題ありませんが、お互いの距離感を考えると3回目くらいデートが無難なタイミングと言えるでしょう。

また、相手の気持ちを1番知っているのは相手のカウンセラーであることがほとんどです。自分の気持ちをしっかりカウンセラーに伝えながらも、お相手が自分のことがどのように思ってくれているか?カウンセラーと連携をすることがおすすめです。

あくまで目安になりますので、「お見合いで結婚観をしっかり話せて1ヶ月で成婚」というスピード婚タイプも稀にいることも事実です。自然に話せるならいつでも良いものの、あくまで距離が縮まっているかどうか?が焦点です。

5.【参考】あなたは「結婚観」にこだわりがある?ない?

ここまで、結婚観について深堀してきましたが、お互いの「結婚観」は必ずしも一致する必要がなく、重要なのは相手の「結婚観」を受け入れることができるかどうかです。

絶対的な譲れないこだわりがある場合は、相手がそれを受け入れてくれるかが焦点になります。
一番良くないのは「伝えていないないこと、伝わってないこと」です。つまり「真剣交際で新事実発覚!えっ…それは無理です」この状態です。

結婚観にこだわりがなくて、相手の価値観を受け入れて合わせられるなら特に問題はないでしょう。また妥協点を見つけられるなら、何ら問題のはない話です。

その場合でも相手の結婚観には触れることが大切です。結婚観にこだわりがないのではなく、ただ考えたことがないという方は多くいらっしゃいます。

「そもそも自分の理想が分からない…」「自分の結婚観は…」という方は、自分の結婚観を考えるきっかけにもなりますので、1度結婚相談所のカウンセラーにご相談ください。

仮交際中に「結婚観」は確認しておこう!

本記事では、結婚観を確認するタイミングや具体的に話すべき項目についてご紹介しました。

「結婚観」は成婚後の結婚生活に関わる重要な項目です。

必ずしも一致する必要はありませんが、お互いの絶対に譲れないポイントや受け入れられないポイントは知っておく必要があります。

真剣交際や成婚後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、仮交際中に必ずお互いの「結婚観」について確認しておきましょう。

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