こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が仮交際がなかなか進展しない理由を詳しく解説します。
仮交際は結婚に向けて大切な準備期間ですが、進展しないまま時間だけが過ぎてしまうことも…。そこで今回は、仮交際が止まってしまう理由と、進展させるためのコツ、そして見切りをつけるべきタイミングについて解説します。
仮交際が進展しない理由

仮交際が進展しないのには、いくつかの共通した原因があります。自分の気持ちや行動を見直すきっかけにしてみてくださいね。
自分の気持ちを伝えられていない
婚活では「言わなくても伝わるだろう」と思ってしまいがちですが、実際には相手に伝わっていないことがほとんどです。
仮交際が始まっても、急に関係が進展するわけではありません。最初は自分の気持ちを伝えるのが難しく、自己開示できない人も多いものです。それは相手も同じこと。お互いに気持ちを伝えなければ、関係が進みません。
また、女性は「男性にリードしてほしい」と思うことも多いですが、受け身でいるだけでは相手に不安を与えてしまうことも。むしろ、女性から気持ちを伝えることで、男性は勇気づけられ、次の行動に移しやすくなりますよ。
話しにくい雰囲気になっている
仮交際を進展させるには、結婚の話は欠かせません。結婚観や結婚後の生活についてなど、結婚について考えていることを共有する必要があります。
女性としては「男性に結婚についての話をしてほしい」と思うところですが、話しにくい雰囲気で言い出せないのかもしれません。
話しやすい雰囲気を作るには、まずは場所を選ぶこと。結婚に関する話をするのに、落ち着きのない場所は適しませんよね。静かに話せる場所を選びましょう。
そして、事前にLINEで「次に会う時にはこれからのことを話したいです」と伝えておくと、男性としても話しやすくなります。
自分の気持ちの整理ができていない
「相手を好きなのかどうか分からない」という気持ちのままでは、どうしても進展が遅れてしまいます。
例えば「いい人とは思うけれど、ときめきが少ない」と感じる場合、無理に判断しようとせず、まずは何度か会って感情の変化を見てみることが大切です。決め手に欠ける状態かもしれません。
会うテンポが悪い
仮交際の時期は、お互いの気持ちを育てる大切な期間です。しかし、会う間隔が空きすぎると熱が冷めてしまいます。
例えば3週間に1回しか会わない場合、その間に他の人との仮交際が進むこともあります。また、気持ち自体が薄れてしまうことも。
「仕事が忙しいから」と後回しにすると、せっかくのご縁が遠のいてしまう可能性もあります。最低でも2週間に1度は会いたいですね。
女性が男性に不安を感じている
女性は結婚相手を選ぶとき、将来の安定感や誠実さを重視します。だからこそ「将来のことを聞いても答えがあいまい」「仕事や生活について真剣に話してくれない」といった態度には不安を感じやすいのです。
将来についてしっかり考えてくれているのか、結婚後の生活のビジョンは同じかなど、不安を抱えたままでは先に進めません。
気持ちが盛り上がっていない
婚活では、恋愛のようなドキドキが最初からないこともありますが、相手に惹かれる何かがないと関係を進めたいと思えませんよね。
関係が進まないのは、相手の気持ちが盛り上がっていないのかもしれません。受け身で仮交際を続けるのではなく、自分の気持ちを伝えるなど積極的に動いて、気持ちを盛り上げましょう。
条件が厳しすぎる
「年収はこれ以上がいい」「住む場所は絶対ここがいい」など条件にこだわりすぎると、関係が進展しにくくなります。
もちろん、結婚において条件を大事にするのは自然なことです。ただし「理想と現実のギャップが大きすぎる」と、せっかく合う部分があっても見逃してしまいます。
例えば「年収は少し理想より低いけど、価値観が合って一緒にいて楽しい」という人なら、長い結婚生活ではむしろ良い相性になることも。
条件を考えるときには、絶対に外せない条件をひとつ選んで、その他は妥協してもよい条件とするとよいでしょう。
仮交際を進展させるには?

「なんとなく会っているだけ」では、仮交際は前に進みにくいものです。ここでは、仮交際をしっかり進展させるための具体的なポイントをご紹介します。
自分の気持ちを確かめる
まずは、自分自身がどう感じているのかをはっきりさせましょう。
何か引っかかるものを感じているから、先に進めないのかもしれません。では、何が引っかかっているのでしょうか。
収入などの条件なのか、相手の容姿なのか、雰囲気なのか…その原因はさまざま考えられます。自分の気持ちと向き合い、このまま関係を深めていけるのか確かめてみましょう。
積極的に話す
「待つ」だけでは、相手に自分の気持ちは伝わりません。仮交際の段階では、相手もまだ探り探りなので、自分から話題を出したり、気持ちを言葉にしたりすることが必要です。
相手が何を考えているのか分からない…という状況かもしれませんが、そんなときこそ積極的に自分から話してみましょう。結婚観など、自分から話していると相手の価値観も聞けることがあります。
とはいえ、積極的に話しても相性がよくないと感じることもあるでしょう。そんなときは、終了のタイミングなのかもしれません。
長めのデートをする
短時間の食事デートだけでは、お互いの人柄や価値観はなかなか見えてきません。進展させたいなら、半日や一日を一緒に過ごすデートを取り入れてみましょう。
例えば、午前中に待ち合わせてランチ、その後に散策や買い物、カフェでお茶という流れなら、自然体の会話や行動を見られます。
長い時間を一緒に過ごすことで居心地の良さや一緒にいて疲れないかどうかが分かり、結婚後の生活をイメージしやすくなりますよ。
もちろん、無理に長時間を過ごす必要はありません。お互いの負担にならない範囲で、少しずつ時間を伸ばしていくと自然です。
目標を立ててデートに臨む
ただ会って話すだけでは、同じようなデートが続き、関係が停滞してしまうことがあります。そんなときは「今回のデートでは○○を聞いてみよう」と目標を立てて臨むのがおすすめです。
明確に目標を決めることで、表面的な会話から一歩踏み込んだ話ができるようになります。
また、今日から敬語を辞めてみる、呼び方を変えてみる、スキンシップを図ってみるなど、今の関係性より少し踏み込んだ目標がおすすめです。
他の人とデートしてみる
結婚相談所では、仮交際の段階で複数の人と同時に会うことができます。「比べるなんてよくないのでは?」と思うかもしれませんが、実際には比較することで自分の気持ちがはっきりすることが多いです。
例えば、他の人と会ってみて「やっぱり今の人の方が一緒にいて落ち着く」と気づくこともあります。逆に「もっと価値観が合う人がいる」と思う場合もあるでしょう。
どちらにしても、自分にとって大切な基準が見えてきます。仮交際はお試し期間ととらえ、さまざまなチャレンジをしてみるとよいですよ。
きゅんとする場面を作る
恋愛感情を高めるには、少しのドキドキが必要です。
例えば、帰り道にさりげなく手をつなぐ、重い荷物を持ってあげる、寒い日に「寒くない?」と気遣うなど。大げさでなくても、小さな行動が相手の心を動かします。
軽めのスキンシップをはかれば、相手をきゅんとさせられるはず。異性として見てもらうきっかけとなります。
ちょっとした行動で「この人ともっと一緒にいたい」と思わせられるかもしれません。
仮交際を終了させるタイミング

仮交際は「相性を見極める期間」でもあります。だからこそ、進展しないまま無理に続けると、お互いの時間を奪ってしまうことになりかねません。
終了の判断は勇気がいりますが、結婚を目指す婚活では大切です。ここでは、終了を考えるべき代表的なサインをご紹介します。
相手の反応が悪いとき
結婚を意識した話をしても、相手が避けるような態度を見せたり、曖昧な返事しかしない場合は要注意です。
反応が薄いときは、相手が真剣に考えていない、または自分と価値観が合っていないのかもしれません。
最初から深い話をする必要はありませんが、数回会っても未来に関する会話ができない相手とは、先に進むのは難しいですよね。「一緒に将来を考えられるかどうか」を判断基準にして考えてみましょう。
何回デートしても何の進展もないとき
3回、4回…とデートを重ねても進展がないままなら、それは「相性が合っていない」可能性が高いです。
婚活における仮交際は「見極め期間」なので、無理に続ける必要はありません。相手との未来を考えられるかどうかが重要です。
相手の気持ちに寄り添い、しっかりアピールすることが大切

仮交際は「お試し期間」ではありますが、真剣に向き合う気持ちが大切です。
相手を大事に思う気持ちを言葉や態度で伝え、自分自身も誠実に向き合うことで、関係は前に進みやすくなります。また、結婚観などを話すことで、結婚後の生活をイメージしやすくなることも。
一人で悩むより、カウンセラーに相談しながら進めると気持ちも楽になります。焦らず、誠実にアプローチしていきましょう。