こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が真剣交際の進め方について詳しく解説します。
仮交際と真剣交際の違いや真剣交際中にすべきこと、真剣交際に関する疑問までまとめました。真剣交際は成婚へとつながる大切な段階なので、しっかり理解して進めていきましょう。
仮交際と真剣交際の違い

婚活では「仮交際」と「真剣交際」という2つのステップがあります。仮交際の次のステップが真剣交際です。
仮交際は、まずは気軽に相手を知るための期間で、同時に複数の人と会うこともOKです。お試し期間であるため、結婚相談所によってはプレ交際と呼ばれることも。
「交際」と付いているため、付き合っている彼氏・彼女のような関係と勘違いしてしまいそうなところですが、まだその段階ではありません。仮交際は、真剣交際へ進む相手を見極める期間なんです。
それに対して真剣交際は「結婚を前提にこの人と向き合います」と決める段階。ここからは一対一でのお付き合いとなり、他の人との交際は終了します。
つまり、仮交際はお試し期間、真剣交際は結婚に向けた本格的なお付き合いというイメージです。
仮交際は1ヶ月から1ヶ月半程度、真剣交際は1ヶ月半から2ヶ月ほどが目安となります。
真剣交際の進め方

IBJのルールでは、お見合いをした日から3ヶ月以内(最長6ヶ月)に成婚の意思表示をすることになっています。長すぎると迷いや不安が出てきやすいので、限られた時間でしっかり未来を話し合うことが大切です。
では、真剣交際に入ったらどんな流れで進めていけばいいのかを見ていきましょう。
真剣交際からプロポーズまでは約2ヶ月
多くの場合、真剣交際からプロポーズまで2ヶ月以内で進み、長くとも3ヶ月以内にプロポーズをします。
お見合いをした日から3ヶ月以内に成婚の意思表示をすると考えると、真剣交際が2ヶ月ほどなのも納得ではないでしょうか。お見合いから最長6ヶ月の期間がありますが、6ヶ月かかる人はほとんどいません。
結婚相談所での交際はスピード感があるので「短い」と感じるかもしれませんが、真剣に向き合えば十分な期間です。ダラダラと長引かせるよりも、集中して気持ちを確かめ合うことが成功のポイントですね!
真剣交際1ヶ月目の流れ
1ヶ月目は、お互いの考え方をしっかり話し合う期間です。
結婚観・住む場所・子どもについてなど、将来に関わることを話していきましょう。仮交際中にお互いの家族について話すなど、結婚に関する話を進めているケースもありますよね。
しかし入籍するタイミングや結婚式・指輪についてなど、具体的な話はできていないはず。真剣交際に入ったら、踏み込んだ話題もしましょう。
また、デートを工夫すると理解が深まります。例えば、日帰りでちょっと遠出したり、お家デートをして普段の生活スタイルを見せ合うのもおすすめです。
真剣交際2ヶ月目以降の流れ
2ヶ月目からは、いよいよ具体的に結婚を意識した行動が必要です。両親への挨拶や、プロポーズの準備が大きなステップになります。
指輪の下見に行くのもおすすめ。下見に行くだけでも立派なデートになります。そこで指輪を決めなくても、女性の好きなデザインやサイズを知るきっかけになりますよ。デートの後にお店に寄るだけでもOKです。
真剣交際中にすべきこととその順序

真剣交際中に大事なのは「話し合える関係を作ること」です。ただ一緒にいるだけではなく、結婚後の生活をリアルにイメージして、順序立てて進めていくことが必要です。
1.結婚後の生活について話す
住む場所・仕事のスタイル・家事の分担など、結婚後の生活に直結することを話し合いましょう。以下のポイントについては、確認する必要があります。
- 住む場所
- 仕事のスタイル
- 家事・育児の分担
- 子どもの有無
- 結婚式
お金の使い方や貯金についても早めに確認しておくと安心です。金銭感覚が大きく異なると、一緒に暮らす上ですれ違いが増えてしまうことがあります。どのように家計を管理するのか考えておくとよいでしょう。
このような話をしていると、相手と意見が違うこともあるかもしれません。でもそれは自然なことです。全ての意見が一致することは難しいですよね。
大切なのは、意見が違うときにどのように落としどころを見つけるか。お互いに意見を出し合って、納得できる結果を得られるようになることが夫婦への第一歩です。
2.入籍するタイミングについて話す
成婚退会してからすぐに入籍したい人もいれば、しばらく交際を続けてから入籍したい人もおり、人によって考え方が違います。
仕事や家族の予定も関係するので、早めに意見を出し合っておきましょう。
入籍する日は、お互いにとって大切な日になります。二人が納得できる日に決められるように、しっかり話し合う必要がありますね。
3.両親にいつ挨拶するのか考えておく
結婚は2人だけのことではなく、家族も関わってきます。両親への挨拶は、基本的にプロポーズの後に行います。
プロポーズ前に両親へ紹介するのもOKです。「結婚を前提にお付き合いさせて頂いています」と挨拶をすると、両親の心の準備ができます。
基本的には、プロポーズ後に両親へ挨拶すると、スムーズに成婚まで迎えますよ。両親への挨拶は大切なステップなので、タイミングを話し合って準備しておくと安心です。
4.プロポーズを計画する
プロポーズは一生の思い出になる大切な瞬間。婚約指輪を準備する場合は、相手の好みをさりげなく探っておくと良いですね。
もちろん男性から女性へプロポーズするのが基本です。真剣交際へ進み、入籍するタイミングなど具体的な話が進んでいると、お互いに結婚の意思があることは明確ですよね。
それでもプロポーズは必要です。ストレートに「結婚してください」と伝えることで、女性の一生の思い出になります。
場所やタイミングもしっかり考えて計画しましょう。
5.プロポーズする
準備が整ったら、思い切って気持ちを伝えましょう。派手である必要はなく、大切なのは誠意です。
結婚相談所のカウンセラーも相談にのってくれるので、不安があれば頼ると安心です。
真剣交際中のルールや注意点

真剣交際では「ただの恋愛」とは違い、守るべきルールがあります。安心して婚活を進められるように作られているものなので、しっかりと意識しておきましょう。
他の方との交際は終了する
仮交際から真剣交際へとステップアップしたら、他の方との交際は終了します。仮交際をしていた方には、カウンセラーを通して終了を伝えてもらえるため、自分で伝えることはありません。
他の人と真剣交際へ進んだから…という事情が伝えられることもないので、気まずさを感じることもありません。
隠し事はNG
真剣交際中には、結婚へ向けてさまざまな話をする必要があります。その中で隠し事をするのは絶対にNGです。
借金や両親、宗教についてなど、相手には伝えにくいこともあるかもしれません。真剣交際が始まったばかりの時期には、まだ伝えるのが難しいと感じたとしても、成婚を決める前までにはしっかり伝えましょう。
どんなに小さなことでも隠し事をすると、後から不信感につながります。結婚に関わることはきちんと話しておきましょう。
性交渉はNG
結婚相談所での交際では、成婚するまで性交渉や外泊はNGとされています。性交渉によって、性感染症や予期せぬ妊娠の恐れがあるためです。
節度を守ることで、安心して関係を築けるようになっています。
終了する際もカウンセラーへ報告する
真剣交際を終了することになったときも、カウンセラーへ必ず報告しましょう。自分で相手に終了を伝えると、トラブルへ発展する可能性があるため、カウンセラーから伝えてもらうほうが安心です。
真剣交際に関するQ&A

真剣交際に関して、よくある質問をまとめました。
真剣交際に進みたくなったらどうすればいい?
仮交際を続けていると「この人とだけ真剣に向き合いたい」と感じる瞬間が訪れます。そのときは、焦らずカウンセラーに相談してください。
いきなり本人に伝えるのではなく、カウンセラーを通して気持ちを伝えるのが基本です。そうすることで、相手の状況や気持ちも確認でき、スムーズに進みやすくなります。
真剣交際中にスキンシップをとってもいい?
手をつなぐ、ハグをするなどの軽いスキンシップは問題ありません。
相談所のルールで性交渉や外泊はNGですが、心の距離を近づけることは大切です。手をつなぐタイミングやデートの雰囲気作りを大事にしましょう。
真剣交際が終了することってある?
あります。真剣交際は「結婚を前提とした交際」なので、より具体的に話す中で違和感が出てくることもあります。
終了する場合は、必ずカウンセラーに相談してから進めましょう。
真剣交際は成婚へと向かう大切な段階

真剣交際は、結婚に直結する大切なステップです。短い期間の中で、相手としっかり話し合い、未来を一緒に思い描けるかどうかが成功のカギになります。
話し合える関係を作ること・ルールを守って誠実に向き合うこと。この2つを大切にすれば、幸せな成婚に近づけます。
カウンセラーのサポートも活用しながら、真剣交際を実りある時間にしていきましょう。