こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、両家顔合わせを詳しく解説します。
両家顔合わせは、絶対に失敗したくない場ですよね。
今回は、両家顔合わせの目的から両家顔合わせの前に確認しておくべき3つのポイントまでたっぷり解説します。
初めての両家顔合わせで緊張する人も多いですが、この記事を最後までチェックすれば、予備知識はばっちりです!ぜひ参考にしてくださいね。
両家顔合わせとは?
そもそも両家顔合わせとは、どのような場なのでしょうか。両家顔合わせを行う目的を解説します。
また「両家顔合わせと結納って同じじゃないの?」と疑問に思っている人は多いですよね。そこで、両家顔合わせと結納の違いについても解説していきます。
両家顔合わせの目的
両家顔合わせは、結婚前に両家の親同士が顔合わせをする場です。
結婚は当人同士だけでなく、家族と家族の結びつきがうまれるものでもあります。そのため、両家顔合わせを通して、親睦を深めておくことが大切です。
食事をしながら会話をするなど、両家が仲良くなることを目的としています。
基本は両家の親が集まりますが、場合によっては、兄弟も出席するケースもあるでしょう。
結納とは違う?
結納との違いは、行う目的です。
両家顔合わせは両家の親が顔合わせをし、仲を深めることが目的でした。一方で、結納は婚約を結ぶことが目的です。
婚約を結ぶときには、結納品の交換があります。結納品は地域によって結納品は異なりますが、平均で15万円近くかかり、結納には高い費用がかかることが多いです。
目的の違いから、結納を行う場合にも両家顔合わせを行うことが多く、費用面に余裕がなければ難しいこともあるでしょう。
両家顔合わせは、結納のように形式が決まったものではないため、結納よりもカジュアルな印象があります。
両家顔合わせで押さえるべき5つのポイント
両家顔合わせを行うときには、5つのポイントを押さえておきましょう。
- 会場を決める
- 日時を決める
- 手土産を準備する
- 当日の服を準備する
- 当日の流れを確認する
この5つのポイントを押さえておけば、基本的な準備はOKです!ここからは、一つずつ詳しく解説します。
1.会場を決める
両家顔合わせを行う会場を決めましょう。会場決めは2人で行います。
まず大切なのは、両家が行きやすい場所であることです。中間地点で会場を予約するようにしましょう。
基本的には、レストランや料亭で行われます。ゆっくりと話ができるように、個室を選ぶようにしましょう。
また、結婚式を挙げる場所が決まっている場合には、式場併設のレストランで両家顔合わせを行うことがあります。
両家揃って結婚式場の下見も行えるため、式場が決まっているなら、式場のレストランで行うことも視野に入れましょう。
会場を決めるときには、料理も決めておくことがおすすめです。顔合わせの場で、注文を決めるのは気まずいですよね…。
あらかじめ好みやアレルギーを聞いておき、全員の好みに合うものを注文しておきましょう。レストランや料亭なら、コース料理があるはずです。
当日は、前菜からメイン、デザートまで順に出てくるコース料理を注文しておけば、食事をしながら会話を楽しめるでしょう。
お店側には、両家顔合わせを行うことを伝えておくと、料理の内容や料理を出すペース、席の場所などを配慮してもらえるかもしれません。
2.日時を決める
両家顔合わせは、結婚式の半年前くらいに行うことが多いです。結婚式の半年前くらいのタイミングで、日程を準備した上で、参加者全員の予定を聞きましょう。
結婚式の半年前のタイミングにこだわる必要はなく、早めに行えるなら、早いほうがよいです。
結婚式の3ヶ月前くらいになると、式の準備が忙しくなります。その上、両家顔合わせを行うというのは大変です。
全員の予定が合うタイミングで両家顔合わせを行うようにしましょう。
大安などのお日柄のよい日を選ぶ人もいますが、最近では気にしない人も多いです。念のため、お日柄を考慮して日時を決めるとよいでしょう。
3.手土産を準備する
手土産を必ず準備する必要はありませんが、会話のきっかけにもなるため、準備することがおすすめです。
片方の親は手土産を準備していたのに、もう片方の親は手土産を準備していないとなると、気まずい状況になってしまうことも。
2人が間に入り、手土産を準備するのか、手土産を準備するならどのようなものを準備するのかを確認しましょう。
手土産の準備は大変ということで、両家とも無しとあらかじめ決めておくというのもよいですね!
手土産の金額としては、2,000円から5,000円ほどが目安です。食品が選ばれることが多く、スイーツやお酒など、好みに合わせて手土産を準備します。
お互いの地元が離れているなら、地元の名産を準備すると会話が弾みますね!
その日中に食べなければならない生菓子や持ち運びが難しい重すぎるものは避けるようにしましょう。
4.当日の服を準備する
当日の服は、フォーマルな服装にしましょう。結納よりもかしこまった場ではないため、カジュアルな服装をしてしまい失敗することも…。
女性はワンピースを選べば失敗が少ないです。黒やネイビーといった暗い色ではなく、明るい色を選ぶことで、祝いの席に合った服装ができます。
ワンピースの丈は膝よりも長めで、肌の露出が少ないものを選びましょう。さらに、パールなどのアクセサリーをつけると、華やかな印象になりますね。
男性は、スーツが基本です。ネクタイとジャケットも忘れないようにしましょう。
フォーマルな格好が基本ですが、正式なルールはありません。夏場は暑いので、両家ともネクタイとジャケットは無しにしようということなら、それでもOKです。
両家で差がでないように、2人が間に入って調整する必要がありますね!
5.当日の流れを確認する
いざ当日になっても、どのような流れで行うのか分からず、困った…なんてことがないように当日の流れを確認しておきましょう。
2人が進行役となって進めます。事前に2人の中で打ち合わせをしておきましょう。
男性から挨拶をする
始めの挨拶として、男性(新郎)から挨拶をしましょう。
「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。」という一言から始めることが一般的です。
その後、2人の馴れ初めや結婚生活への展望などを簡単に話し、「今後ともよろしくお願い致します。」と締めるとよいでしょう。
乾杯する
乾杯を行うのは、男性(新郎)の父が行うことが一般的です。しかし正式なルールはないため、ほかの人にお願いしても問題ありません。
それぞれの親を紹介する
料理がくるまでには時間がかかるので、その間に両家の親を2人から紹介しましょう。または、一人一人が自己紹介してもOKです。
順番についてもルールはありませんが、順番で困ったときには、男性側から紹介するようにしましょう。
紹介するときは、名前の他に趣味などを加えると、会話するネタが増えます。好きな食べ物、ハマっているものでも何でもOKです。
その場で考えようとしても思い浮かばないこともあるので、事前に考えておいたほうが安心ですね!
もし結納品を準備していたら、この時に交換を行いましょう。
婚約指輪をつける
婚約指輪があれば、この場で男性から女性につけてあげると、特別感がアップします。まるで結婚式のような盛り上がりを感じられるかもしれませんね!
歓談タイム
この頃になれば、食事が揃っているはずです。食事をしながら、歓談できるといいですね!
2人が中心となって、会話を盛り上げられるようにしましょう。
最後の挨拶をする
最後に結びの挨拶をしましょう。挨拶をするのは、男性や男性の父が行うことが多いです。2人で行うのもよいでしょう。
「本日はありがとうございました。」と感謝を伝えた上で、「今後ともよろしくお願い致します。」と挨拶をしましょう。
男性の父に挨拶をお願いするときには、事前に伝えておくほうがよいですね。
両家顔合わせ前に確認しておくべき3つのポイント
両家の顔合わせをする前に、3つのポイントを確認しておくとより安心です。ここからは、確認しておくべき3つのポイントを解説します。
支払いは誰がするのか
両家顔合わせの費用の相場は、2万円から6万円です。食事代と個室代がかかります。
2人がそれぞれの両親をもてなすという形で行うことが多いため、2人で費用を負担することが多いです。
しかし両家で半分ずつ支払うこともあります。事前に2人が間に入って決めておくとよいでしょう。
また、片方が遠方から両家顔合わせのために来てくれるということなら、もう片方の両親が支払うなど、そのときの状況に合わせて支払いを決めてOKです。
話題に困らないように考えておく
いざ歓談の時間になっても話題がなく、シーンとなってしまっては気まずいですよね。事前に話題を考えておくと安心です。
当日話題に困ったときには、以下の話題をするとよいでしょう。
- 当日の天気
- 当日の料理について
- 自己紹介の内容に沿った話題
政治や宗教、自慢になるようなことは話題としてはNGです。みんなが盛り上がれる話題、明るくなるような話題ができるように心掛けましょう。
手土産を渡すタイミングを確認する
男性(家長)から手土産を渡すのが一般的です。最初の挨拶をするときに渡すとよいでしょう。
渡すタイミングを失ってしまったときには、最後に渡してもOKです。
紙袋から出し、熨斗紙の名前を相手に向けて渡すようにしましょう。手土産を渡した後、紙袋も渡すと持ち帰るときに便利です。
しっかり準備をして両家顔合わせに臨もう!
両家顔合わせは、みんなが緊張する場です。だからこそ、当日までにしっかり準備をしたいですね!
両家顔合わせは、2人が中心となって行うものなので、準備から当日の進行まで不備のないようにしましょう。