こんにちは!アスマリのいおりです。
アスマリが所属する日本結婚相談所連盟(IBJ)では、婚前交渉が禁止されています。つまり婚活中はセックスNGなわけです。
もちろん、このような規則があることには理由がありますし、規則を守らなかった場合には違約金を払わなければなりません。
本記事では結婚相談所のカウンセラーである筆者が、なぜ結婚相談所で婚前交渉を禁止しているのか、どのようなことが禁止されているのか、こちらでお伝えします。
結婚相談所での婚活をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
婚前交渉って具体的にはどんなこと?
まず婚前交渉とはどういうことなのか?
婚前交渉とは、未婚の男女が体の関係をもつことです。相談所の活動に置き換えると、つまり婚活中にセックスをする、エッチをするということです。
これを日本結婚相談所連盟(IBJ)では、婚前交渉を禁止しています。他にも体の関係をもつ可能性があるような以下のことが禁止されています。
- 宿泊
- 宿泊をともなう旅行
- 同棲
では、なぜIBJは婚前交渉を禁止しているのでしょうか。
なぜ婚前交渉は禁止されているの?
結婚相談所によっては、婚前交渉を禁止していない連盟(団体)もございます。
これは結婚相談所の団体・組織の方針の違いが大きく影響していて、結婚相談所というより、婚前交渉が可能なのは結婚情報サービスというイメージで良いかと思います。
固有名詞を出すとしたらオーネットなどがそれにあたります。どちらかといえば独身証明書を提出するマッチングアプリ的な位置付けですね。(こちらの文章怒られたら消します…)
会員同士の自由な恋愛を重要視しているおり、婚前交渉の禁止を明確な規約として明記していません。良くも悪くも自由、真剣度も人による、これが結婚情報サービスのメリットでもありデメリットでもある感じです。
結婚情報サービスは自由でカウンセラーが会員同士のやりとりにはあまり介入しないので、故にトラブルが起きることもございます。
一方、アスマリが所属しているIBJ(日本結婚相談所連盟)は会員同士の婚前交渉についても規約で禁止事項と定めています。スタッフがある程度介入してサポートすることが特徴であり、ルールがしっかり敷かれていて、真剣度の高さが特徴です。
IBJ(日本結婚相談所連盟)で婚前交渉が禁止される理由には、大きく次のような2点があります。
性感染症・望まない妊娠を避けるため
セックスをするということは、性感染症や望まない妊娠の可能性があるということです。
結婚すると決めていない相手との妊娠は、会員同士だけではなく、会員の家族間でのトラブルにまで発展するかもしれません。これは、一生を左右する出来事となるでしょう。
また、真剣だからこそ婚前交渉後の急な交際終了があった場合はとても大きな精神的ダメージを負い、真剣に婚活している男女にとって婚活が継続が難しくなるケースも少なくないでしょう。
IBJ(日本結婚相談所連盟)は、幸せな結婚のために利用する場所です。性感染症や望まない妊娠を避け、結婚相談所を安心安全な場にするため、婚前交渉が禁止されているのです。
女性を守るため(女性だけではなく男性も)
マッチングアプリとは異なり、入会時に様々な手続きを行わなければ登録ができない結婚相談所は、本気で結婚をしたいと考える人、真剣に結婚を考えている人が婚活しやすい環境を作っています。故にいろいろなルールがあります。
婚前交渉禁止のルールがない場合を考えてみましょう。「結婚」ではなく「セックス目的」で結婚相談所を利用する方の存在を許してしまうことになります。
もっと言えば、セックスし放題な環境や仕組みを作ってしまうことになります。マッチングアプリは良いサービスである一方でこの仕組みを作ってしまっているとも言えます。
このようなモラルのない人は、真剣に婚活をする方にとって明確な敵です。あたりまえですが結婚したい人が結婚しやすいような環境作りをしていると思ってください。
また、結婚前のセックスに抵抗がある人もいます。これは、望まない妊娠の可能性がある女性はもちろん、男性にも同じです。
結婚前のセックスそのものに積極的になれないという理由でIBJ(日本結婚相談所連盟)での婚活を決める人も多く、このような会員を安全に守るためにも婚前交渉の禁止を掲げています。
要はヤリモクを排除しているのです。最近マッチングアプリから結婚相談所に流れてくる女性が多い理由の1つです。安心して婚活できる環境を求めて人は多いです。
婚前交渉禁止によるデメリット
婚前交渉禁止を徹底している結婚相談所では安心して婚活ができるというメリットがある反面、婚前交渉を禁止することのデメリットも存在しています。
身体の相性に関する不安をセックスで確認できない
一生を共にする人との身体の相性は、とても重要。これは実際にセックスしてみないと分からない部分が多いはずです。けれど、婚前交渉が禁止されている結婚相談所では身体の相性がわからないまま成婚することになります。
セックスに対する価値観は人それぞれですが、このような状況で成婚することに不安を抱く人もいるかもしれません。
ただ、セックスなしで成婚できるふたりなら、言葉で気持ちを伝え合える、話し合いができることにも繋がります。結婚生活においてセックスで解決できるものは少なく、仮に身体の相性がよくなくても気持ちを伝え合える、話し合うことができることは価値があるものという考え方もできます。
セックスをする=結婚に向かう
ではないですよね?それは女性が一番わかっていることだと思います。全く別レイヤーの話。
女性はセックスによって好きになったり、いいなと思うことが少なからずあると思います。セックスを軽視するわけではないですが、婚活的な視点で考えると、それよりも重要なことは結婚しようと男性が行動してくれること、この事実が女性にとって何よりも幸せなことでではないでしょうか。
成婚退会までは気持ちを抑えなければしなければいけない
好きという感情を抱けば、セックスをしたいという気持ちが大きくなるのは自然なことです。それは好きである証拠でもあります。結婚相談所の規則で婚前交渉の禁止が掲げられている以上、この気持ちは理性で抑える必要があります。
特に性欲が強い人には、婚前交渉の禁止はデメリットと感じられるかもしれませんが、成婚前まで規約をしっかり守れることにより、誠実さをアピールできたり、セックスなしでもいいと思える人に出会えると解釈することもできます。
婚前交渉がバレた時の罰則とは?
もし婚前交渉を禁止している結婚相談所でこの規則を破った場合、会員には違約金が課せられます。
セックスを誘った側だけではなく、この誘いに応じた側にも違約金が課せられますし、お互いの同意があったとしても罰則が課せられることに変わりはありません。
結婚相談所に登録をする際、婚前交渉禁止については違約金の対象となる旨の説明が必ず行われます。後々、知らなかったということにならないように、気をつけましょう。
規約違反をすれば高額の罰金を支払うことになる
婚前交渉を禁止している結婚相談所において、婚前交渉となる行為をした場合、たとえ結婚の意志が固まっていないとしても、婚前交渉は成婚とみなされるため、定められている罰則としては成婚料の支払いが必要となります。
契約書には成婚料の定義として、婚前交渉と記載がございます。
つまり婚前交渉すると成婚料の支払いをする必要があるということです。考え方はこうです。
婚前交渉=成婚=成婚料
強制的に退会されられる
婚前交渉は成婚となるため、結婚相談所からは退会扱いさせられます。もちろんその結婚相談所でサポートを受け続けることはできません。
婚前交渉をしたふたりは成婚としてみなされることで、そのままうまくいけば良いですが、本気で結婚を考えられる異性を見つけることができないまま退会する可能性もございます。
セックスなしで身体の相性を知る方法
では、セックスをせずに身体の相性を知る方法には、例えば次のようなものがあります。
ふたりでセックスについて話し合う
セックスのことを話すことは、とても勇気がいることです。まだ結婚を決めていない相手であれば、なおさらのこと。
けれど、この話題を話し合えるふたりであれば、今後どのようなことでも話し合いをして解決していくことができます。また、この話し合いをきっかけとして、ふたりに絆が生まれれば、身体の相性が良くなかったとしても乗り越えていけるでしょう。
うまく話をするには、正面で向き合うって話し合うのではなく、横に並んで話をするのがおすすめです。お互いの顔を見ずに話ができるので、尋ねやすく答えやすい雰囲気を作りやすくなります。
何を話せばいいのか分からない場合は、この2つことを話し合ってみましょう。
- セックスはどのくらいの頻度でしたいのか
- なにか性癖はあるのか
手をつなぐ・キスやハグをする
手をつないだり、キスやハグなどのボディタッチによるコミュニケーションを積極的にとることも大切です。肌と肌が触れた時に「ホッとする」「心地がいい」「気持ちいい」と感じることができれば、相性がいいといえるでしょう。
女性は嗅覚が敏感で、遺伝子のレベルで相性の良さを判断できるといわれています。ハグをする時は、相手の匂いが心地いいと思えるかどうかを意識してみると、身体の相性が分かるかもしれません。
結婚相談所で婚前交渉が禁止されているのは、結婚しやすい環境作り、会員のため、結婚相談所の信頼のためです。
セックスをしなくても、ご紹介したような方法で身体の相性を知ることはできます。話し合いやスキンシップでふたりの距離を縮めていきましょう。