「成婚率が高い=安心」とは限らない!?算出方法や落とし穴を解説!

こんにちは!アスマリのいおりです。

本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、成婚率について詳しく解説します。

「成婚率」という言葉を知っていますか?

婚活をしていると、耳にすることのある言葉ですよね。

なんとなく成婚率が高いほうが信頼できて、結婚できるイメージがありませんか。

それは間違いかもしれません。

ここからは、成婚率について算出方法や成婚率の落とし穴について解説します。

成婚率重視で結婚相談所を探している人には驚きの情報かもしれません…!ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

成婚率とは?

成婚率とは、結婚相談所に登録して、結婚まで至った人の割合を示しています。

つまり成婚に至った人の割合なので、高ければ高いほど結婚しやすい結婚相談所というイメージがありますよね。

しかし成婚の定義が結婚相談所で異なることがあります。

アスマリでは、プロポーズが成功し、親への紹介や挨拶が終わってから成婚退会となります。

アスマリが所属するIBJではプロポーズが定義ですが、中には、結婚を前提として真剣交際に至った時点で成婚とする連盟もあり、定義はさまざまです。

組織ごとで成婚のニュアンスが違えば、成婚率にも違いが出るのは当然ですね。

「成婚=結婚」と思っている人は多いですが、真剣交際の時点で成婚と定義する結婚相談所 (データマッチング型)もあるため、「成婚率=結婚率」とは限りません。

成婚の定義が違う時点で、成婚率は一律にはならないのに、成婚率とは闇深いですね。

成婚率の算出方法とは?

成婚率はどのように算出されるのか知っていますか?

経済産業省の調査でも成婚率が算出されていますが、経済産業省では「成婚者数÷会員数」で算出しています。

平成29年の調査ではこの算出方法で、男性の成婚率は8.4%、女性の成婚率は10.1%という結果が出ています。

結婚相談所ごとの算出方法は、経済産業省と同じように「成婚者数÷会員数」で算出したり、「成婚退会者数÷入会者数」で算出したりとさまざまです。

基本結婚相談所の所属している組織・連盟ベースで、アスマリが加入しているIBJでは、基本的にはは「全退会者÷成婚退会者」で成婚率を算出しています。

基本的には、「全退会者÷成婚退会者」で成婚率を算出している結婚相談所がほとんどだと思ってください。

「成婚退会者数÷入会者数」の算出方法だと、入会者の中で成婚退会した人の割合が分かりますが、この算出方法を使用するところは現在少なめです。

経済産業省と同じような「成婚者数÷会員数」の算出方法は、成婚数と会員数が分かれば計算でき、退会者数は必要ありません。

会員数が少ないほど、成婚率が上がりやすく、利用者が思っている「成婚率」として正しいといえるのが疑問が残ります。

アスマリと同じ「全退会者÷成婚退会者」の算出方法だと、成婚退会者数を元に算出されているため、結婚相談所の実力を知るには他の算出方法よりも参考になりやすいです。

成婚率を比較するときに、算出方法まで知った上で比較する人はほとんどいませんよね。

そのため、算出方法が異なる成婚率を比較しても、正しい比較にならないことが多いでしょう。

成婚率を高く見せることも可能!?成婚率だけを見る落とし穴

成婚の定義や算出方法に違いのある成婚率ですが、分かりやすい数字は、目に止まりやすく、宣伝として効果的です。

成婚率を高く見せて、入会数を増やそうとする結婚相談所も多いです。それは悪いことではないですし、ブランディングとしてはありだと思います。それはアスマリも例外ではないです。

ただ婚活者さんにわかってほしいのは、成婚率が高いから良い、低いからダメということが一概には言えないということを頭に入れて結婚相談所選びをしてほしいということです。

成婚率を比較して結婚相談所選びをしている人に、ぜひ知ってほしい業界の闇・裏話を勝手に解説していきます。

この項目はかなり踏み込んでいるので、問題があったり怒られたら削除します。私の独断と偏見で書いてます。

成婚率が高い期間だけを提示することはできる

成婚率を高く見せるには、成婚率が高い期間だけを抜粋して提示すればいいですよね。

成婚率を算出する期間は、各結婚相談所で自由に設定できます。

期間によっては、成婚率が高い時期もあるでしょう。

成婚率が高い時期だけ抜き取れば、高い成婚率と示すことができます。

成婚率が高い結婚相談所は、もしかしたら成婚率が高い時期だけを見せている可能性も。

1年以内成婚率という謎

定義の論点をずらして成婚者の中で1年以内の成婚者の割合を出している相談所を見ることがあります。

そもそも成婚者の平均活動期間は全相談所ほぼ1年以内になりやすく、成婚した方を分母に1年以内に絞れば高い成婚率を出すことは可能です。

さらに上げる方法を考えるなら、1年後に更新料をとれば高い率を維持しやすいのでは。

成婚しそうな方のみ入会してもらえば成婚率は上がる

成婚率を上げるために、成婚しそうな方だけに入会してもらい、成婚する人を増やせば成婚率は自然と上がります。

成婚する確率が高い方とは、理想が高くない方ですね。成婚はどんな条件でも可能ですが、それは適正なところにいくかどうかという要素が大きいです。

条件だけで言えば、高収入男性の方や33以下女性など。他にはアドバイスを素直に聞いてくれる性格でしょうか。。

いわゆる減点が少なく、成婚に至りやすそうな人のみ入会してもらい、成婚に至りにくそうな人は入会してもらわないようにする…そうすれば成婚率は上がりますよね。

また、SNS(YouTubeやTwitter)で厳しい内容を発信すると、それを見て、乗り越えた人だけが入会してくるため、成婚率は上がりやすい顧客を集客することが可能になります。これは実力といえば実力です。

また入会金や成婚料などの料金を高めに設定すると、本気度の高い人しか入会せず、退会することも減り、成婚率は上がります。

都会のほうが成婚率は上がりやすい

会員数が多い東京などの都会のほうが成婚率は上がりやすい傾向です。成婚率は成婚しない退会者を出さなければ良いわけなので、退会の理由を1つでも潰せると楽です。

会員数が多いと、お見合い相手に困らず、退会するシーンが減ります。そのため、都会のほうが成婚率は上がりやすく、高い成婚率を占める結婚相談所は多いです。

休会を含まず算出すればあげることは可能

成婚率は退会者の中にどれだけ成婚退会者いるかというのが算出方法です。つまり退会でなければ良いわけで休会なら良いですよね。

成婚率を上げるために休会を含まず算出する結婚相談所があることも事実です。

休会は退会ではない…といいますが、成婚率という数字がいかに不安定な

会員数が少なければ高くなりがち

会員数が少ない結婚相談所の方が成婚率は高く算出しやすいです。100名で70名成婚するのと、10名で7名成婚。
難易度が違いますし、結婚しやすい10名と結婚しにくい10名、これもまた難易度が違います。

成婚率だけに拘った場合は
条件としては都市部を拠点にしていて、厳しいことを伝える、会員数20-30名以下、高めな入会条件を設定する。こうすれば成婚率をあげやすいかと思います。

成婚率が高くて本当に実力がある結婚相談所もあれば、低いけど実力がある相談所もいくつもあります。
裏を返せば高いけど実力のない結婚相談所もたくさんあるということです。

成婚率はただの数字くらいに思っていただいて、中身が大切です。

チェックポイントは成婚率だけじゃない!結婚相談所を選ぶポイント

結婚相談所を選ぶときに、成婚率をチェックしがちですが、重要なのは成婚率以外の部分です。

では、どのようなポイントをチェックすればよいのでしょうか。2つのポイントを解説します。

サポート内容・どういう相談所?

どういう特徴・特色がある相談所なのか?
どのようなサポートを受けられるのかという面をチェックしておくと安心です。

自分はどうしたくて、どういうサポートが必要なのかです。

これは人によって必要なものが違うと思います。

都市部の結婚相談所でしたらサポート内容を特に重視、地方の結婚相談所でしたら会員数の多さとサポート内容のバランスを重視が良いかなともいます。

サポートに対する費用対

料金は、アスマリのような仲人型とデータマッチング型で違いがあります。

仲人型の場合、手厚いサポートを受けられるというメリットがありますが、初期費用として入会費や月額費、成婚料が必要です。

データマッチング型は、サポートが少なく、出会うまでを重視した結婚相談所となっていて、入会費、月額費はかかりますが、成婚料はありません。

費用を抑えるなら、データマッチング型のほうがよいかもしれませんが、結婚に結び付けたい人にとっては仲人型のほうがおすすめです。

データマッチング型で費用を抑えたつもりが、婚活に時間がかかってしまい、月額費がかさんで、予想以上の費用がかかる場合もあります。

どのような婚活をしたいのかを考えた上で、費用を比べていくことが必要ですね。

仲人型でも料金体系は相談所によるので、比較してみたら良いと思います。

成婚率を重視しすぎず婚活をサポートしてくれる結婚相談所を選ぼう

成婚率は、一見すると結婚相談所を比較しやすい数字に感じますが、裏を知ると不正確で比較することが難しい数字だと分かります。

成婚の定義の違い、算出方法の違い、そして数字の表し方と各社で違いが多く、成婚率だけを鵜呑みにするのは危険ですよね。

成婚率だけを見るのではなく、婚活をサポートしてくれる安心感のある結婚相談所を選ぶことがおすすめです。

結婚相談所選びの際には、成婚率は一つの目安として捉え、その他の部分にもしっかり目を向けて選んでみてくださいね!

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