こんにちは!アスマリいおりです。
「お見合いで会話が続かない…」「またお見合いに失敗した…」など、婚活中の「会話」に関して悩んでいる方は多いですよね。
異性との会話は決して「ポテンシャル勝負」ではなく、テクニックを意識すれば誰でも上達させることができます。
そして会話上手はモテます。会話上手は世の中にそこまで多くないからです。学歴や身長は変えることができませんが、会話は変わります。
特に「質問」と「自己開示」は会話における基礎的かつ重要なテクニックになるため、会話に苦手意識がある方は必ずマスターしておきましょう。
本記事では、結婚相談所のカウンセラーである筆者が「婚活における会話テクニック」についてご紹介していきます。
1.【会話の基礎】正しい「質問」を理解するだけで会話力は劇的に向上する
会話は「相手に対する質問」から始まり展開されるものであり、会話の軸は「質問」です。
基礎となる「質問」を理解することで会話力は劇的に向上します。
- 会話の比率は「自分3:相手7」が基本
- 質問の答えに対して会話を深掘りする
順に説明していきます。
1-1.会話の比率は「自分3:相手7」が基本
まず、前提として、会話の比率は「自分3:相手7」がベストです。
会話が苦手な人に多いのが、「沈黙にならないようにとにかく会話を続けなければ…」と焦って自分の話題ばかりで話を進めてしまうことです。確かに永遠に話していれば沈黙はなくなりますが、難易度はあがあります。
また、「自分をよく知ってもらいたい」と自分の話ばかりしてしまうのもよくある失敗例として挙げられます。
自分の話ばかりしすぎる人には好感を持ちにくく、相手からの好感度も低下しやすいです。
コニュニケーションの基礎は「聞くこと」であり、「会話上手=聞き上手」「聞き上手=話し上手」です。
「自分が盛り上げて話す」よりも「いかに相手に気持ちよく話してもらうか」の方が難易度が低く、相手からの好感度も得やすいです。聞くことはテクニックでなんとかなるというのが私の結論です。
基本的に初対面の異性とのデート(お見合い)でも相手を楽しませることに全力を尽くす方がうまく行きやすく、自分が楽しむ必要はありません。
会話の比率「自分3:相手7」を意識して、質問を軸に相手の話を聞いて楽しんでもらうことを徹底しましょう。
質問すると好感度は上がりやすい
人は自分の話をすればする程、話をした相手への好感度が高まる傾向にあります。
誰しも「自分のことを知ってもらいたい…」という感情があり、基本的に人は自分の話をするのが大好きな生き物です。
「質問の回数」と「好感度」は関係が強く、相手への質問を軸に会話を進めて、「いかに相手に気持ちよく話してもらうか」を意識することが非常に重要になります。
「聞き上手」になるために意識すべき8つのポイント
相手の話を聞くときの基本的なポイントを以下にまとめました。
- 相手の目を見て少し口角を上げることを意識する
- 姿勢は「気持ち前のめり」を意識する
- 適度に相槌を打つ(うなづきも織り交ぜる)
- 相槌には「共感」を織り交ぜる
- 相手の話に対して分かりやすく「リアクション」を取る(笑う・驚く・共感etc…)
- 相手の話を遮らない
- 相手の話を否定・批判しない
- 相手の発言を繰り返す(オウム返し)
上記は最低限の基礎的なポイントになりますが、意識するだけで相手が心地よく話してくれるようになるため、必ずマスターしておきましょう。
1-2.質問の答えに対して会話を深掘りする
相手に質問して会話を進める際、相手の返答に対して会話を深堀することも重要になります。
具体的に、悪い例と良い例を以下にまとめました。
- 悪い例:「趣味はなんですか?」→「アニメが好きです」→「そうなんですね。他の趣味はありますか?」
- 良い例:「趣味はなんですか?」→「アニメが好きです」→「そうなんですね。なんのアニメが好きなんですか?」
悪い例のように質問だけ繰り返していると質疑応答みたくなってしまうため、会話は全く盛り上がりません。会話はキャッチボールです。ボールって受け取りますよね?悪い例はボールをキャッチしてないのですよね。相手目線ではアニメに興味を持って欲しいのです。
1つの質問に対して、話題をすぐに完結させずに、深堀することを意識しましょう。
以下より、実際の会話で使用できる深堀テクニックをご紹介していきます。
深堀テクニック①「リアクション+5W1Hの質問」を繰り返す
基本的に会話は、「答えに対してのリアクション+5W1Hの質問」を繰り返すことで簡単に深掘りすることができます。
上記を踏まえて、「リアクション+5W1Hの質問」を使用した会話の具体例を以下に記載します。
自分:「趣味はなんですか?」
相手:「映画を観るのが好きです。」
自分:「映画鑑賞ですか、素敵な趣味ですね。最近は何か観ましたか?」
相手:「最近だと〇〇を観ました。」
自分:「〇〇ですか!話題になってますよね。どんな話なんですか?」
相手:「〜〜〜」(「リアクション」を取りながら、物語について質問を交えながら聞く)
自分:「プレゼン上手ですね(笑)すごく観たくなりました、今度観てみますね。」
相手:「是非観てみてください!」
自分:「はい!観たら感想お伝えしますね。
映画は良いですよね。映画が好きになったきっかけの作品などあるんですか?思い出の作品とか。。」
「5W1Hの質問」使用すると、自分で話題を提供しなくても自然と会話を続ける事ができます。
また、「リアクション」を取ると「私はあなたの話を聞いています。楽しんでいます。」というサインになり、相手に安心感を与えて相手から話をどんどん引き出す効果が期待できます。
「リアクション+5W1Hの質問」を意識して会話を掘り下げていきましょう。
深堀テクニック②会話の時間軸を意識する
質問に「過去」「現在」「未来」の時間軸を取り入れると、会話を深掘り・広げることができます。
例えば、「趣味」であれば、以下の通りに当てはめることができます。
- 過去:以前の趣味・子供の頃の趣味
- 現在:現在の趣味
- 未来:興味のあること・やってみたいと思っていること
仮に、「趣味はなんですか?(現在)」の質問に対して相手の反応が薄かった場合は、「過去・未来」を軸に話を振れば会話を展開・深掘りすることができます。
時間軸を意識すればより会話が広がりやすくなるため、常に「3つの時間軸」を持って会話を進めていきましょう。
もっと例を出してみます。「音楽」だとすれば未来はちょっと苦しいかもしれませんが・・・(笑)子供の頃や学生時代にハマったアーティストなど盛り上がりますよね。過去現在未来を行き来すれば会話に厚みをもたすことができますのでおすすめです。
- 過去:以前の好きだった音楽・子供の頃好きだった音楽、学生時代の青春の音楽
- 現在:現在の好きな音楽
- 未来:気になっている音楽
深堀テクニック③会話に「横展開」と「縦展開」を織り交ぜる
会話には「横展開」と「縦展開」があります。
- 横展開(別話題):「趣味は?」「仕事は?」などと話題を変えて展開させていくこと
- 縦展開(深堀):「趣味は?」「なんで好き?いつから好き?」などと話題を深掘りしていくこと
ここまでご紹介してきた「深掘り」は「縦展開」に当てはまり、会話は「縦展開」を意識することが重要ですが、「縦展開」だけだと話題が限定されてしまいます。
また、1つの話題を深掘りするにも限界があるため、適度に「横展開」も織り交ぜて会話を展開させていくことが必要です。
目安として、「横展開2:縦展開8」の割合を意識して、「反応が薄いから横展開」「食いつきが良いから縦展開」などと、状況に応じて両方を織り交ぜながら会話を展開させていきましょう。
2.自己開示を活用すると「距離が近い」と錯覚させることができる
質問と合わせて自己開示を上手に活用すると、相手に「距離が近い」と錯覚させることができます。
- 自己開示とは
- 「質問」と「自己開示」を織り交ぜて相手の情報を引き出す
順に見ていきましょう。
2-1.自己開示とは
「自己開示」とは、自分の情報を相手に伝えることであり、「自己開示=私はあなたのことを信頼していますというサイン」になります。
また、自分が情報開示すると、「返報性の法則」によって、相手もより自分の情報を話してくれるようになるため、会話が盛り上がると共に、相手との信頼関係も築きやすくなります。
「自己開示」は簡単に使えるテクニックなので、会話の中で積極的に活用していきましょう。
2-2.「質問」と「自己開示」を織り交ぜて相手の情報を引き出す
基本的に人は「距離が遠い人」や「信頼関係がない人」には、自分の情報を深く話そうとはしません。
しかし、前述した「リアクション+5W1Hの質問」などの深掘りテクニックと「情報開示」を織り交ぜて会話を進めると、自然と相手は自分の情報を話してくれるようになります。
自分の情報を話すほど、「私はこの人と距離が近い」と錯覚しやすくなり親密度が上がるため、「質問」と「自己開示」を織り交ぜて相手の情報を引き出すことを意識しましょう。
ただし、自己開示を意識しすぎて自分の話ばかりになってしまうと意味がないので、会話の比率「自分3:相手7」は忘れないようにしてください。
自分:「趣味はなんですか?」
相手:「旅行が好きです!」
自分:「旅行好きなんですね!私も旅行好きで大分や鹿児島がよかったです。◯◯さんはこれまで行った旅行先でどこがよかったですか?」
どこの旅行先が好きか?という深堀のみでも良いのですが、このように自分の情報を伝えつつ会話を展開すると相手も質問しやすくなり、会話が盛り上がりやすくなります。
3.会話は可能な限りパターン化しておく【会話はアドリブ勝負ではない】
「初対面」となる婚活のお見合いでは、基本的に質問を軸に会話を展開させていくため、ほとんどの会話をパターン化することができます。
- 挨拶の後どんな質問の流れで会話を進めていくのか決めておく
- 質問に対しての答えを相手のプロフから事前に想定・準備→答えに対して深掘りで展開
- 「聞き上手」のポイントを意識して相手に気持ち良く話してもらう
- 「相手にした質問」は高確率で自分に返ってくる→質問の答えを事前に準備
- お互い1つの話題に対して話してひと段落ついたら用意しておいた次の質問
- 沈黙になったら時に振る万能な話題を2~3つ用意しておく
初対面の人が相手であれば、おおよそ上記の流れでパターン化することができるでしょう。
もっと極端に言えば、「相手を褒める会話の流れをパターン化」「リアクション・好感度を上げるフレーズのパターン化」など、細かく決めておくことも可能です。
事前準備・質問・自己開示を活用すれば、初対面の人との会話はアドリブ勝負ではなくなります。
会話に苦手意識がある方は、可能な限り会話をパターン化して、極力「想定外」が起こらないようにしておきましょう。
まとめ
本記事では、会話を無限に広げる「質問術」と親密度を劇的に上げる「会話術」をご紹介しました。
初対面の相手との会話の軸は「質問」になるため、正しい「質問」を理解するだけで会話力は劇的に向上します。
▼質問の答えに対する深掘りテクニック
- 「リアクション+5W1Hの質問」を繰り返す
- 会話の時間軸を意識する
- 会話に「横展開」と「縦展開」を織り交ぜる
また、自己開示をすることで、相手もより自分の情報を話してくれるようになります。
質問と併せて適度に自己開示をしつつ、相手との距離を縮まることを意識しましょう。