ご両親への挨拶の方法とマナーを解説!気を付ける5つのポイントとは?

アスマリのいおりです。本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、ご両親への挨拶の方法とマナーを詳しく解説します。

結婚前に重要なことの一つが「ご両親への挨拶」ですよね。

結婚は当人同士のものだけではなく、家族同士の新たな繋がりが生まれるものでもあります。

だからこそご両親への挨拶は絶対に失敗したくないですよね。

そこで今回は、ご両親への挨拶のマナーや気を付けるポイントなどを詳しく解説します。ご両親への挨拶の前に、しっかり準備をしましょう!

ご両親への挨拶は2種類ある

婚活におけるご両親への挨拶には2種類の挨拶があることを知っていますか。

ここからは、ご両親への2種類の挨拶について解説します。

親紹介はプロポーズ前の挨拶

プロポーズ前に親に挨拶することを「親紹介」といいます。

真剣交際の時点で「結婚を前提にお付き合いさせて頂いています」と挨拶をすると好印象です。

あくまでもプロポーズ前の挨拶なので、プロポーズ後には正式な挨拶が必要となります。

アスマリではあまりこちらやっていないです。どちらにせよ成婚退会前に挨拶をする方針ですので、プロポーズ後に挨拶必須で成婚退会いただいております。このあたりは相談所の方針によるかもしれません。

親挨拶はプロポーズ後の挨拶

プロポーズ後に「結婚させてください」と挨拶するのが、親挨拶です。結婚の挨拶といえば、プロポーズ後に行うものとされています。

プロポーズ前に挨拶をするメリット

プロポーズ前にご両親へ挨拶する意味はあるの?と思う人もいるかもしれません。

プロポーズ前に挨拶することで、ご両親は心の準備ができます。

プロポーズ前にご両親に会うと、自分自身もご両親の人柄に触れることができるため、プロポーズ後の挨拶のとき緊張しにくいですね!

ご両親とトラブルになり、破談となってしまうケースがあります。成婚退会した後にトラブルが起きてしまっては、大変です…!

プロポーズ前に挨拶をしておけば、もしトラブルになってしまったとしても、最悪のタイミングを回避することができます。

プロポーズ前の挨拶は、軽くでOKです。プロポーズ後の親挨拶の前準備として行いましょう。

ただこちらはプロポーズ→親挨拶→成婚退会という流れを組み込めば、トラブルも回避できるため省くことが可能です。

プロポーズ後に挨拶をするメリット

プロポーズ後にご両親へ挨拶をすると、流れがスムーズです。

お見合い、仮交際、真剣交際と交際を積み重ね、そしてプロポーズという流れがあります。最後にプロポーズ後の挨拶をすれば、流れがスムーズですね!

2人がしっかり結婚への気持ちが固まったタイミングで、お互いの親に結婚を報告できるというメリットがあります。

大切なのは必ず親に挨拶を終えて成婚退会すること

親への挨拶は、結婚する上で必ず必要になります。結婚は家同士の結びつきでもあり、親の意向も重要です。

親に挨拶をしてから成婚退会することが大切になります。親への挨拶は後でいいと後回しにしていると、思わぬトラブルになる可能性も。

どうして成婚退会前に、必ず親に挨拶をしなければならないのか理由を解説します。

成婚退会のタイミングは挨拶を終えてから

ご両親への挨拶を終えてから、成婚退会しましょう。

成婚退会したのに、親に反対されて婚約が破談となってしまった…ということがないように、成婚退会前に親の挨拶をしっかりしておく必要があります。

自分の親に伝えるタイミングは早めに

真剣交際に入った時点で、自分の親には自分で真剣交際になったことを伝えておきましょう。

自分で真剣交際になったことを伝えておくと、その時点で親の心の準備ができます。早めに伝えておいたほうが、後々スムーズに進められるでしょう。

ごく一部の結婚相談所では挨拶をせずにプロポーズ直後に成婚退会に誘導するような相談所もあります。全くメリットがないので、カウンセラーには「親に挨拶してから成婚退会させてください」と伝えましょう。

親挨拶の準備を解説

本記事ではもっとも重要な親挨拶について伝えます。親挨拶をするときには、どのような準備が必要なのでしょうか。日程の決め方から持ち物や服装まで詳しく解説します。

挨拶をする日程と場所を決める

挨拶する場所は、家でもお店でもOKです。場所については、ご両親から提案があるケースが多いですが、なければ自分たちで決めて提案しましょう。

お店であれば、両親が準備するものが減るため負担を軽減できます。しかしお会計が問題になることも。よく話し合って決めることが大切です。

日程は、挨拶をすることになってから2週間から3週間後を目安に決めましょう。あまり急に日程を決めようとしても、タイミングを合わせることが難しくなってしまいます。(ご両親が1週間後でもいいよという場合は特に問題無しです)

また、遠方に住んでいるなど、集まることが難しいときには、本人とご両親がオンラインでもOKということであれば、オンラインで挨拶をしてもよいでしょう。この場合はカウンセラーに一度相談してください。

服装や持ち物を確認する

服装は、男性はスーツ、女性はワンピースなどのフォーマルな服装にしましょう。

ご両親から「かしこまった格好じゃなくていい」と言われていたとしても、普段着はNGです。

婚活ファッションの全般的に言える考えとして、男性は減点しようがない・・・このファッションでいくことです。挨拶にスーツ=最低とは絶対にならないわけです。スーツでいきましょう。

持ち物としては、手土産が欠かせません。当日みんなで食べられるような食べ物にするとよいでしょう。

3,000円から5,000円ほどで準備することがおすすめです。

ご両親の好みを聞きながら、あまり賞味期限が短くないものがよいでしょう。焼き菓子や羊羹などがよく選ばれます。

お互いの親の情報を共有する

お互いの親の情報をあらかじめ共有しておきましょう。

挨拶をする中で、歓談する時間があります。シーンと無言になってしまうと、お互いに気まずいものです。

両親にどんな趣味があるのか、好きなものなどの情報を共有し、話ができるように準備しておくとよいでしょう。

親挨拶の当日の流れとは?

親挨拶の当日の流れを確認しましょう。流れが分かっていれば、不安が少しなくなりますね!

事前に流れをつかんで、親挨拶に備えましょう。

自己紹介

プロポーズ前に挨拶をしたのなら「今日は結婚のご挨拶に伺いました。本日はお時間を作って頂き、ありがとうございます。よろしくお願いします」と伝えるだけでOKです。

プロポーズ前の挨拶がなかったなら、初対面となるため自己紹介をしましょう。彼女のご両親に会うなら、女性が男性を紹介します。そして女性は男性に両親の紹介をすることを忘れずに。

自分の親に紹介するときには、相手と両親の間に自分が入る形になります。自分が中心に紹介や話が進むように、役割を理解して、率先して行動しましょう。

手土産を渡す

自己紹介が終わったら、手土産を渡しましょう。手土産は紙袋から出して渡すことがマナーです。

渡すときには、両手を添えて丁寧に渡しましょう。「最近人気のお菓子です。よかったら召し上がってください」など、お菓子に関することを一言添えて渡すと、話が広がるかもしれません。

結婚の申し込み

「〇〇さんと結婚したいと思っています。結婚をお許し頂けませんか」と結婚の申し込みをしましょう。

昔のドラマやマンガでは「〇〇さんをください」というようなセリフがよくありますよね。

実際には、両親にあまりよく思われないことがあります。物のように扱う言葉がNGなのかもしれません。

結婚を許してもらいたいという気持ちを伝えることが大切です。

許しをもらったら「2人で明るい家庭を築いていきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します」と挨拶しましょう。

2時間から3時間経ったところで退出する

結婚の申し込みをしてからは、歓談をすることになりますが、ほどよいところで帰るようにしましょう。

時間の目安として2時間から3時間ほどで帰るのがちょうどよいですね。帰る時間になっても、自分から「そろそろ帰ります」と切り出すのはNGです。

彼女のご両親に挨拶するなら、彼女が頃合いを見て「そろそろ帰ろうかな」と切り出すのがよいでしょう。

親挨拶で気を付ける5つのポイント

親挨拶をするときには、両親からの好感度が大切です。両親は、自分の子供と結婚しても大丈夫だと思える相手でないと、安心できません。

親挨拶では5つのポイントに気を付けて行動しましょう。

女性側の両親から挨拶が基本

昔は、女性側の両親から挨拶することが一般的でした。最近では、男女どちらの両親から挨拶してもよいという考えが増えてきています。

念のため、女性側の両親から挨拶をしておけば安心です。

言葉遣いは丁寧に!ご両親、お互いの呼び方に気を付ける

言葉遣いは丁寧に、もちろんタメ口はNGです。

お互いを呼ぶときには、普段呼んでいるあだ名で呼ばないようにしましょう。「〇〇さん」と呼ぶと、好印象です。

女性は男性のことを「〇〇くん」と呼ぶのはOKなので、「さん」または「くん」で呼びましょう。

相手の両親を呼ぶときには「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶのはあまりよくありません。

まだ結婚している訳ではないので、「〇〇さんのお義父さん」というように〇〇さんとつけておいたほうがよいでしょう。

第一印象が大切!ハキハキと明るく受け答えする

ご両親を目の前にして、とても緊張する場面ですが、ハキハキと受け答えをしましょう。小声でボソボソとしゃべっていても、ご両親は何を言っているのか分かりません。

ハキハキとしゃべる方が明るい印象を与えられますよね!

第一印象を決める大切なときなので、緊張してもしっかりしゃべるようにしましょう。

事前にお互いの親について情報を共有しておき、どんなことを聞かれそうかを考えておくと、答えに詰まりません。

服装選びは慎重に行う

基本は男性はスーツ、女性はワンピースです。フォーマルな服装を心掛けましょう。

女性はメイクも派手なものはNGです。ブラウンなどの肌馴染みのよい色で、ナチュラルなメイクをすると服装と合います。

マナーに気を付ける

最も気を付けなければならないのはマナーです。

  • 手土産は紙袋から出して、両手を添えて渡す
  • 靴を揃える
  • 上座・下座に気を付ける
  • 食事をするなら食事のマナーに気を付ける

このような基本的なマナーができると、大人の振舞いができる人という印象が残るはずです。

ご両親への挨拶は「どれだけ安心感を与えられるか」が大切!

ご両親への挨拶は「結婚しても大丈夫!」とご両親に思ってもらえることがゴールです。

そのためにマナーなどを気を付けることが必要になります。緊張する場面ではありますが、ハキハキとした受け答えで第一印象をよいものにしたいですね!


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