こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が婚活における妥協について詳しく解説します。
婚活をしていると、理想と現実のギャップに直面することが多いものです。理想の条件をすべて満たす相手に出会えることは珍しく、どこかで妥協が必要になる場面もあります。
しかし、妥協を重ねてしまうと、後悔や不満を抱えたまま結婚生活を送ることになりかねません。そこで今回は、妥協してもいいポイントと妥協しないほうがいいポイントについて分かりやすく解説していきます。
婚活に妥協は必要?

婚活では妥協がまったく不要だと考える人もいますが、実際にはある程度の妥協は必要です。相手に完璧を求めることは現実的ではありませんよね。
ただし、妥協しすぎて大切な部分まで譲ってしまうと、自分らしく幸せに生きることが難しくなってしまいます。
大切なのは、妥協しても問題ない部分と、妥協してはいけない部分をしっかり見極めること。自分の中で「ここだけは譲れない」という軸をひとつ決め、その他の条件については柔軟に考えるのが婚活をスムーズに進めるコツです。
婚活で妥協してもよいポイント

妥協が可能なポイントは、時間や努力で変えられる部分が多いです。結婚生活の中でお互いに調整できることであれば、最初からこだわりすぎる必要はありません。
ここでは、妥協しても大きな問題になりにくいポイントを紹介します。
ルックス
見た目の第一印象は大切ですが、結婚生活では性格や価値観のほうが重要になります。
外見は年齢とともに変化しますし、相手を思いやる気持ちがあれば一緒にいるうちに魅力を感じられることも多いです。
また、外見は努力によって変えられます。あなたの好きなデザインの服をプレゼントすれば、着てもらえるかもしれません。このように変化できる部分については、強く固執する必要はありません。
完璧な理想の顔やスタイルに固執するより、一緒にいて安心できるかどうかを重視したほうが長続きします。
収入
収入は生活に直結しますが、必ずしも相手の稼ぎだけに依存する必要はありません。自分も働いて家庭を支えることもできますし、相手が努力して収入を上げる可能性もあります。今の時代、共働き家庭が多く、二人で家庭を支えることも一般的なことです。
また、今は年収が高かったとしても、今後もその年収をキープできるかも分かりませんよね。
結婚後に一緒に協力して生活を築けるのであれば、初めから高収入である必要はありません。
学歴
学歴が結婚生活に直接影響することはほとんどありません。
高学歴であることよりも、人柄や信頼感のほうが結婚には大切です。学歴にとらわれすぎると、本当に相性のよい相手を見逃してしまう可能性もあります。
学歴だけでその人の人間性まで知ることはできません。学歴で判断せず、相手の内面をしっかり知る必要があります。
住む場所
結婚をすると住む場所の問題が出てきますが、これは話し合いや工夫で調整できる部分です。
職場や実家との距離、ライフスタイルによって変化していくものなので、最初から強くこだわる必要はありません。結婚後のライフプランに合わせて柔軟に考えることが大切です。
妥協しないほうがよいポイント

一方で、妥協してしまうと後々後悔につながる重要なポイントもあります。結婚生活を続けていくうえで土台となる部分であり、無理に譲ると長期的に不満やストレスを抱えることに。
では、どのような点は妥協しないほうがよいのでしょうか。
一緒にいて楽しくない
結婚生活は長い時間を共に過ごすものです。そばにいて安心できたり、自然体で楽しめる相手でなければ、毎日の暮らしが窮屈に感じてしまいます。
デートしているだけでも一緒にいて楽しくないと感じるなら、長い結婚生活はよりつらいものになるでしょう。
外見や条件が理想的でも、一緒にいると疲れてしまう相手は避けるべきです。
気持ちがない
恋愛感情や好意がまったくないまま結婚をしても、後から埋められない溝が生まれやすくなります。「条件がいいから」という理由だけで結婚すると、心が満たされないまま時間が過ぎてしまいます。
恋愛感情のドキドキ感がなければならないということではありません。一時的なドキドキ感ではなく、心の底から温かくなるような気持ちになれるかどうかがカギとなります。
また、「この人となら頑張れる」という気持ちがあることが大切です。
価値観が合わない
お金の使い方や家事の分担、休日の過ごし方など、価値観の違いは生活に大きく影響します。
小さな違いなら歩み寄れますが、根本的に考え方が違いすぎると衝突が増えてしまいます。金銭感覚が異なり、毎日の買い物でイライラしてしまう…なんてつらいですよね。
お互いの価値観がある程度合うことは、結婚生活を円滑にするうえで欠かせません。
一緒に暮らす未来が見えない
将来のイメージを持てない相手と結婚するのはリスクが大きいです。
結婚後の生活や子育て、老後の姿を思い描けないと、いざ生活を始めたときに大きな不安に直面してしまうかもしれません。
また、一緒に暮らす未来が見えないのは、結婚観に関する話し合いが少ない可能性があります。話し合いの中で、相手と結婚観やライフプランに相違があるなら、結婚してもうまくいかない可能性も。
「この人となら一緒に未来を築ける」と思えるかどうかが重要です。
婚活で絶対妥協したくない人が考えるべきこと

とはいっても、「どうしても妥協したくない」と思う人もいますよね。
しかし、その場合には婚活が長引く可能性や、理想に近い相手を見つける難しさも理解しておく必要があります。ここからは、妥協を極力避けたい人が考えるべき点を整理していきます。
婚活が長引く可能性
妥協せず、自分の理想を追いかけるほど、出会いのチャンスは狭まります。
その結果、婚活が長引いて年齢を重ねるとさらに条件に合う人が減っていくこともあります。こだわる部分を明確にしつつ、少しでも幅を広げる意識を持つとよいでしょう。
100%理想通りの人を見つけることは難しい
どれほど婚活に力を入れても、すべての条件を満たす完璧な相手はほぼ存在しません。
むしろ、少しの欠点を受け入れて支え合うことが結婚生活の本質なのかもしれません。多くの人はどこか妥協しながら、相手を受け入れ、幸せな結婚生活を送っています。
誰でも理想はあるはず。しかしそれが全てではありません。理想に固執しすぎず、「これだけは譲れない」部分に集中することが大切です。
条件を整理する
妥協しないためには、自分が何を求めているのかをはっきりさせる必要があります。
条件を頭の中でぼんやり考えるだけではなく、紙に書き出して整理すると優先順位が見えてきます。優先順位が分かれば、より理想に近い結婚ができるはず。
自分にとって本当に大切な条件が分かれば、婚活の方向性もはっきりしてきます。
婚活にはある程度の妥協も必要

婚活では、理想を追い求めすぎると出会いのチャンスを逃し、妥協しすぎると幸せな結婚生活を送れないという難しさがあります。
大切なのは、自分にとって譲れない条件をひとつ決め、それ以外の部分では柔軟に対応する姿勢です。そうすることで、相性のよい相手と出会いやすくなり、結婚後の生活も前向きに築いていけます。
結婚はゴールではなく、ふたりで協力して歩んでいく長い道のりです。完璧な相手を探すのではなく、自分にとって心地よく、共に成長していける相手を見つけることが本当の意味での幸せにつながります。