こんにちは!アスマリのいおりです。
本記事では、結婚相談所の婚活カウンセラーである筆者が、専業主婦を希望する女性の婚活について詳しく解説します。
「結婚後は仕事を辞めて家庭に入りたい」と考える女性は少なくありません。しかし、現代の婚活市場において、「専業主婦になりたい」という希望は、必ずしも好意的に受け取られるとは限らないのが現実です…。
では、専業主婦を希望する女性は本当に婚活で不利なのでしょうか?この記事では、専業主婦を希望する女性が婚活を成功させるためのポイントを詳しく解説していきます。
専業主婦を希望する女性は婚活できるのか?

まず結論から言えば、専業主婦を希望しても婚活は可能です。実際に専業主婦として家庭に入っている女性もおり、男性の中には「妻には家庭を守ってほしい」と考えている人もいます。
ただし、すべての男性がそう思っているわけではないため、自分の希望や価値観と合う相手を見極める力が必要です。
また、単に「働きたくない」ではなく、「なぜ専業主婦になりたいのか」という理由をきちんと伝えることが、婚活成功の鍵となります。
専業主婦を希望する女性の婚活が難しくなるワケ

「専業主婦になりたい」と口にしただけで、男性から距離を置かれてしまうことがあります。その背景には、現代のライフスタイルや社会の変化が深く関係しています。
仕事を辞めたい気持ちが見えてしまう
婚活中に「専業主婦になりたい」と伝えると、「今の仕事が嫌なだけでは?」という印象を持たれることがあります。
一度働いてみると、働くということの大変さを実感しますよね。専業主婦になるということは、仕事から離れて家庭に収まるということ。結婚が仕事を辞める口実になる…と男性に捉えられてしまうことがあります。
共働き家庭が一般的になってきている
ここ数十年で、共働き家庭が標準になりつつあります。共働き世帯は年々増加傾向にあり、共働き前提で結婚相手を探している男性が多いのが現実です。
そのため、最初から専業主婦を希望していると伝えると、「価値観が合わなそう」と感じられてしまうこともあります。
夫の収入だけでは子育てが難しいから
現代では教育費・住宅ローン・物価高騰などの影響で、一馬力で家庭を支えることが難しいケースが増えています。
子どもを育てるためにかかる費用の負担は大きく、大学に進学すれば、一人暮らしのための仕送りなどの費用がかかることも。昔は男性だけの収入で子どもを大学進学まで養っている家庭が多くありましたが、最近では難しくなっています。
そのため、「専業主婦になる=経済的負担が大きくなる」と敬遠されてしまうことがあるのです。
専業主婦を希望する女性はむかつく!?男性の本音とは

「専業主婦になりたい」と言っただけで、なぜか男性から嫌われた気がする…。そんな経験を持つ女性もいるかもしれません。では、男性はなぜそんな反応を示すのでしょうか。
一馬力のリスクを抱えてしまうから嫌だ
結婚後に妻が専業主婦になるということは、家庭の収入源が夫のみになるということ。これはプレッシャーとして大きくのしかかります。
共働きであれば、片方が働けなくなったとしても収入を確保できますよね。たとえ女性がパート勤務あったとしても、ある程度の収入を確保できたり、正社員を目指したりできるため、リスクを抑えられます。
病気やリストラなど、不測の事態を考えると、共働きでリスクを分散したいという思いがある男性は少なくありません。
お金目当てで結婚しようとしていそう
「仕事を辞めたい=夫の収入に頼りたい」と見られると、「お金目当てでは?」という不信感につながります。とくに、収入が多い男性からすると、収入しか見られていないような印象になることも。
ATMとして見られているような気がしてしまい、専業主婦を希望する女性は敬遠しがちです。
自立している女性のほうが魅力的
現代の男性は「自立した女性」に魅力を感じる傾向が強まっています。たとえば、キャリアや趣味、目標を持っている女性は魅力的に映りやすいものです。
専業主婦=依存的という誤解を招かないように、あくまで「選択肢の一つ」として伝える工夫が必要です。
専業主婦希望は楽したいだけ?専業主婦になるデメリット

専業主婦を希望する側から見ても、「専業主婦=楽」では決してありません。実際には、目に見えにくい大変さや孤独もあります。
家事育児はワンオペになりがち
専業主婦になると、「家事育児は全部お願いね」と丸投げされるケースもあります。主婦として食事の準備や洗濯、掃除まで全てを請け負うことが多く、子どもが生まれれば育児も一人でこなさなければなりません。
仕事をしていないからといって、すべてを一人で背負い込むことになり、負担感が大きくなることがあります。
お金を自由に使いにくい
夫の収入で生活するということは、自分のお金が自由に使えない状況になることもあるということです。
お小遣い制や家計の管理がすべて夫にある場合、経済的な自由度が低くなり、ストレスを感じる女性も多くいます。
また、家計がギリギリになることもあり、自由に使えるお金がない状態になることも。やりくりにストレスを感じることも考えられます。
人と会う機会が限られる
仕事を辞めると、社会との接点が一気に減ってしまいます。家庭にこもることで孤独感や閉塞感を感じることも。気づけば、家族以外と話していない日が何日も続いている…なんてこともあるでしょう。
「子育てがひと段落したら再就職したい」など、将来的なプランも持っておくことが大切です。
専業主婦志望でも婚活を成功させるための5つのポイント

では、専業主婦を希望する女性が婚活を成功させるには、どうすれば良いのでしょうか。ここからは具体的な5つのポイントを紹介します。
相手の経済力をチェックする
専業主婦というライフスタイルを支えるには、相手の収入が安定していることが前提となります。
年収や職業、将来性などをしっかり見極めた上で、現実的な条件を持つことが大切です。ただし「年収○○万円以上」など、数字だけを前面に出すと、収入だけを目的にされているような印象になってしまうので注意しましょう。
年上を狙う
年上の男性は経済的に安定している傾向があり、家庭的な女性を求める傾向も強いため、専業主婦希望の女性には相性が良いです。
特に40代以上の男性には「自分は仕事、妻には家庭を」という価値観が根強く残っている人も多く、マッチしやすい可能性があります。
また、20代の人なら、若い女性と結婚できるなら専業主婦として養うのもいいなと感じてもらえるかもしれません。
専業主婦としてのスキルの高さをアピールする
単に専業主婦になりたいだけでなく、家事が得意・育児に積極的などの具体的なスキルや姿勢をアピールすることが重要です。
「家庭を快適に整えるスキルがあります」というアプローチができれば、男性にとっても心強く、説得力が増します。
男性が「この人と結婚すれば毎日幸せに暮らせそう」と想像できると、婚活がスムーズに進みます。
専業主婦になることだけに注力する
専業主婦になることは簡単ではありません。専業主婦になりたい上に、容姿や職業などさまざまな条件を求めることは難しいと考えておきましょう。
すべての理想を叶えようとすることは難しいため、妥協することも必要となるかもしれません。
専業主婦になることを受け入れてくれる男性だけを求めて婚活することで、希望が叶う可能性が高まります。
希望を伝えるタイミング・伝え方を工夫する
「いつ、どんな風に専業主婦希望を伝えるか」が重要です。初対面や初デートから「私は専業主婦希望です!」とストレートに伝えるのは避けましょう。
まずは人柄や価値観の共有を優先し、関係性が深まってから「将来的には家庭を大切にしたいと思っている」と柔らかく、前向きな形で伝えるのがベストです。
プロフィールに専業主婦を希望していることを載せて、最初から専業主婦になることを許容してくれる男性に絞ることも戦略としてはアリかもしれません。
専業主婦を希望する女性こそ結婚相談所がおすすめ

専業主婦を希望する女性には、結婚相談所での婚活がおすすめです。
結婚相談所では、収入や職業、結婚観などが事前にわかるため、専業主婦希望の女性にとっては相手の経済状況を見極めやすいという大きなメリットがあります。
また、カウンセラーのサポートを受けながら、「専業主婦希望という希望をどう伝えるか」といった戦略的なアドバイスも受けられるため、より現実的かつ効率的に婚活を進められますよ。